もてぎで全日本F3王座を決めたフェネストラズ「トムスチームを超える速さを目指して頑張ってきた」
8月18日、栃木県のツインリンクもてぎで全日本F3選手権第17戦/第18戦の決勝レースが行われた。第18戦を制したサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)は、この結果で2019年のチャンピオンを獲得。そんなフェネストラズがレース終了後、2019年シーズンを振り返るとともに、タイトル獲得の喜びを語った。
■サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)
「とても長い1年だったと感じている。そのなかでタイトルを獲得できたのは本当にうれしいよ。全日本F3選手権としての最後のチャンピオンになれたことは誇りに思う」
「チームの仕事に対しても誇りに思う。彼らは1年を通して頑張った。僕たちの目標はトムスチームを超える速さを目指して頑張ってきたんだ」
「最初、僕たちはこの結果を得られることは想像していなかった。僕自身は昨シーズン、タフな1年となったから自信を失っていたときもあった。今年は自分の自信を取り戻し、素晴らしい1年になった」
「(チャンピオントロフィーに名前が刻まれることについて)多くの有名な選手の名が刻まれたトロフィーに僕の名前が刻まれることは光栄に思う。過去のF1ドライバーも名前が書いてあるからね」
「僕の将来はどうなるかわからないけれど、すばらしい選手と並んでトロフィーに名前が刻まれるのはうれしいし、トロフィーに名前を刻まれるのは初めての経験だ。誇りに思う」
「(日本でレースをすることは)マカオグランプリの前後から話がスタートした。今まで僕が経験した世界と文化、レースのスタイルが大きく変わるし、世界の反対側にいくわけだけど、12月のオフィシャルテストの前に1度テストで日本に来ることになったんだ。チームとともに日本に行くことが決まった時はすごくうれしく思っていたよ」
「実際に日本を訪れたとき、この国はすばらしいと感じたし、文化やこのチャンピオンシップ、ファンもすごく気に入った。最初は新しい世界で戸惑ったけど、日本に来ることができてよかったと思っている」
「日本で戦うことが決まってからは一からのスタートだったから、習得しなければならないことが多くあった。レースフォーマット、サーキット、タイヤなどすべてが新しかったからだ」
「日本のサーキットはヨーロッパで走っていたサーキットとは質が違うし、難しかった。そのすべてを覚えていかなければいけなかったから、冬の間は多くテストし、みんなで力を合わせてベストを尽くしたよ」
「(2020年について)来年は日本に残りたいし、日本で長く自分のキャリアを築きたいと考えている。この国に住んで日本がますます好きになるし、生活やレースも気に入っているから、本当に楽しんでいるよ」
「来年はスーパーフォーミュラに上がれればと思っているし、スーパーGTの500クラスにステップアップしたいと考えている。将来はどうなるかわからない。だけど、僕は勉強しなければいけないし、僕のキャリアはこれからだ。GTに関しては毎戦上達してきていると考えている。プロフェッショナルとして日本でレースを続けたい」
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