F1での速さを取り戻すのに予想以上の時間を要したアロンソ。シーズン序盤に受けた批判を“恩恵”と捉えたと明かす
アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、シーズン序盤に起きた批判はうれしいものではなかったが、最終的にネガティブなコメントを“恩恵”と捉えるようになったことを認めている。
今年の開幕戦バーレーンGPで、アロンソは2年のブランクを経てアルピーヌからF1のグリッドに復帰した。それまでのアロンソはル・マン24時間レースで優勝を飾り、インディ500に再チャレンジし、ダカールラリーにも参戦していた。
2021年の序盤戦後には、アロンソの魔法のような能力について疑問が生じていた。アロンソは全体的にチームメイトであるエステバン・オコンに遅れをとっていたのだ。
「それは適応するための過程なのだと分かっていた」とアロンソは『SoyMotor.com』のインタビューで語った。
「もっと速く走れると思っていた。僕にとってF1は、WECやダカールラリー、インディアナポリス(インディ500)に比べたら自然なものだからね。すぐに100%の速さを出せると思っていた」
「モナコを例にとろう。僕にとってはいいサーキットになるだろうと期待していたが、Q1で敗退した。がっかりしたよ」
早い時期にアロンソは忍耐を身につけようとし、彼のパフォーマンスはF1がより伝統的なコースに戻る初夏には改善すると主張していた。
今になってみると、32回のグランプリ勝者であるアロンソがスピードを取り戻すには、予想以上の時間がかかったことになる。アロンソはなぜ遅れを有用だとか“恩恵”などと呼ぶのか説明した。
「時間の問題であることは分かっていた。批判やコメントが寄せられた。それを気に入っていたわけではないが、それらは恩恵だった。なぜなら僕が10位でフィニッシュして人々が喜び始めるまで、ほんの少しの時間の問題だと分かっていたからだ」
「もしいつもオコンより前にいたら、また、いつもポイント圏内にいたら、(評論家は)僕のキャリアを通じて言ってきたことを繰り返しただろう。それは僕のチームメイトが同じレベルにないとか、マシンのポテンシャルがより高いとかそういうことだ。でもそういうことを避けられたんだ」
「そして突如として彼らが僕のことを終わりだと思うようになる。そうしたら何を達成してもさらに評価されるようになるんだ」
「一部のレースはよくなかった。たとえばフランスだね。僕は8位でフィニッシュした。良いレースだったけれど、何か特別なものがあったわけではない。でも素晴らしいパフォーマンスだと見なされた。なぜなら僕がまた優れたレースをし始めたからだ。いいことだよ」
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