コースアウトからポールの伊沢拓也「本当にグラベルに埋まらなくて良かった」【第3戦GT500予選会見】
三重県の鈴鹿サーキットで開催されている2021スーパーGT第3戦。8月21日の午後に行われたGT500クラス公式予選を終え、ポールポジションを獲得したModulo NSX-GTの伊沢拓也と大津弘樹が予選日を振り返り、明日の決勝レースへの展望を語った。
大津弘樹
Q1担当/ベストタイム:1分44秒733
「この鈴鹿に向けてチームとしても帳尻を合わせていた部分もあり、昨年調子の良かった鈴鹿でポールポジションを獲得するという気持ちで臨みました」
「昨年と同じようなパフォーマンスを今回も引き出すことができたことは、僕たちにとっても大きな結果になったと思います」
「僕自身も、練習走行でマシンに乗ったときのフィーリングがとても良かったので、予選に対しての自信も結構ありました。そこをうまく合わせ込められて、Q1トップで伊沢選手に繋げられたので僕はホッとしています」
「明日の決勝は天候もどうなるか分かりませんが、今年はレースが強くなるように開発しているので、その努力を結果に結び付けられたらいいなと思っています」
伊沢拓也
Q2担当/ベストタイム:1分45秒128
「我々は昨年もスピードがありましたが、なかなか自分のクルマに対するフィーリングも含め、ちょっとうまくいっていないなと今年の前半は思っていました」
「なので今回の鈴鹿も昨年のような自信があるかと言われると、そうではなかったのですが、走り始めてみると朝から非常に調子が良かったので『戦えるかな』と思いました」
「ただ、大津選手のQ1タイムが非常に速くて正直驚いたところと、自分の予選アタックではアウトラップにスピンをして、本当にグラベルに埋まらなくて良かったなというところではあります」
「その後の僕はちょっと完全にパニックで、自分のアタックはあまり覚えていないですが、そんななかでもポールポジションが獲得できて良かったというか……、いや、これでポールポジションが獲得できなかったら、僕は自信を喪失していたと思います(苦笑)」
「昨年の鈴鹿でポールポジションを獲得したときとは、タイヤに対する理解度なども含め、明らかに僕たちも変わってきているので明日の決勝が逆に楽しみです」
「そこに至るまでの経緯として、今年は16号車もダンロップタイヤになりました。毎回同じモノを使うわけではなかったというところで言うと、いろいろな自分たちでは見つけられない部分の発見もありました。その2台が予選でワン・ツーを獲れたというのは、非常に大きい予選だったなと思っています」
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