「上手くまとまってる」三者凡退の阪神新助っ人ブルワーに球界OBが見解「どこでも投げられる」
ブルワーが頭数に入れば、岡田監督の采配も幅が広がる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
阪神は8月23日の中日戦に7-2で勝利。先発の大竹耕太郎が5回2失点とゲームを作り、その後は5人の投手が無失点リレーでつなぎ、リリーフ陣の層の厚さを感じさせる試合となった。中でも光ったのは8月上旬に加入したブルワー。逆転した直後の6回表のマウンドに立ち、わずか9球で三者凡退に打ち取り、流れを引き渡さない好リリーフを見せた。
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ブルワーは今シーズンは2試合のみの登板ではあるが、防御率0.00、被安打0と好投を続けている。それでも、まだまだその実力は未知数だが、日本一の投手コーチと言われる佐藤義則氏が自身のYouTubeチャンネルにて、ブルワーの能力について語った。
まず「『いろんなところで使いたい』っていうのもあって、チームに余裕があるから使ったと思う」「後ろにいったらまだまだどこまでの能力があるかわからないけど、『6回くらいだったら全然問題ないかな』と思って使ってる」と23日の試合で6回に登板させた経緯を察する。
ブルワーの投球内容を見て、「すごいなとは思わないけど上手くまとまってる」「フォアボールを出すようなイメージもないから、普通にどこでも投げられるんじゃないかな」と安定感があると評価。続けて、「ケラーよりも安定してると思う。ケラーは『投げてみないとわからない』っていうのも多少ある」とリリーフとして結果を残しているケラーと比較しつつ、十分戦力になると語った。
リリーフ陣の登板回数を見ると岩崎優(48試合)、加治屋蓮(45試合)、岩貞祐太(41試合)などは登板過多が懸念されており、疲労によって調子を落とす可能性も否定できない。
リリーフ陣が崩壊してしまうと大型連敗のリスクは跳ね上がる。リリーフ陣が決して盤石とは言えない状況で、ブルワーが戦力として計算できるのであれば心強い。阪神優勝のラストピースにブルワーがなるのか楽しみにしたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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