バルサがアーセナルを下して大会3連覇達成!/U-12 ジュニアサッカーワールドチャレンジ2018
サッカーキング2018年8月26日(日)23時24分
バルセロナが大会3連覇を達成 [写真]=本田好伸
8月26日、『U-12 ジュニアサッカーワールドチャレンジ2018』は万博記念競技場で大会最終日を迎え、FCバルセロナ(スペイン)が決勝でアーセナルFC(イングランド)を3-1で破って優勝。大会3連覇を達成するとともに、これまでの6大会で5回目となる優勝を飾った。
準決勝第1試合は、クラブ・ティフアナ(メキシコ)とバルセロナが対戦。互いに決定的なチャンスを作りきれないまま、50分の戦いを終えて、決着は3本制のPKへ。両者2人目のキッカーが外すなど勝負は6人目まで続いたが、バルセロナのGKジャラール・クルト・スレーが先攻の相手シュートを止めると、後攻のキッカー、アレハンドロ・ドミンゲス・ガラテが決めて勝負あり。PKスコアは5-4、バルセロナにとっては準々決勝から2試合連続のPKによる勝利となったが、いよいよ大会3連覇に王手をかけた。
続く準決勝第2試合は、JFAトレセン大阪U-12とアーセナルFCが対戦。スタンドには、トレセン大阪の選手たちが所属するチームの仲間や保護者、関係者など多くの観客が詰め掛ける中で、試合はアーセナルがウィリアム・ラニン・スウィートのゴールで先制。しかし、後半はトレセン大阪もペースアップすると、38分にPKを獲得。ファウルをもらった坂上宗太郎が左隅にきっちり決めて同点に追いつくことに成功した。
試合はその後、トレセン大阪が何度もチャンスを作ったが決着はつかず、準決勝は2試合続けてのPKへと突入した。すると後攻のトレセン大阪は坂上がクロスバーに当てて外した一方で、アーセナルは3人全員が成功。2年連続出場で初めてとなる大会制覇へと向かって、勢いづく勝利を手にした。
迎えたバルセロナとアーセナルの決勝は、少し意外な展開となった。アーセナルがイーサン・ナワニリのゴールで開始早々に先制したものの、バルセロナは6分、ブライアン・ラミレス・ラミレスのゴールで同点に追いつく。そして10分、右サイドを突破したアレイシュ・デル・カスティヨ・ジュットグラがエリア内に侵入すると、自らゴールを挙げて一気に勝ち越すことに成功した。
さらに21分、給水タイム(前半と後半のおよそ中間にそれぞれ1回ずつ)を終えてメンバーを3人交代したバルセロナは、代わって入ったFWのマルク・ギウ・パスが強烈なシュートを突き刺してリードを広げた。バルセロナは今大会、準決勝までの5試合(エキシビションマッチを除く)で奪ったゴールは7得点。過去の大会のような破壊力を見せることができていなかったが、決勝では質でも結果でも相手を圧倒。試合を通して最高のパフォーマンスを披露して、3-1で勝利。3年連続となる優勝を果たしてみせた。
なお、決勝の前に行われた3位決定戦は、前半を1-1で折り返す接戦となったが、試合終盤に勝ち越しゴールを奪ったクラブ・ティフアナが2-1で勝利。トレセン大阪は今大会を通して大きな存在感を放ったが、最後はメキシコの雄の前に屈して、笑って大会を後にすることはできなかった。
表彰式では、名古屋グランパスU-12の杉浦駿吾が6点で得点王を受賞。MVPには、アーセナルのウィリアム・ラニン・スウィートが選ばれた。優勝したバルセロナのダビド・サンチェス・ドメネ監督は表彰式後、「決勝は、もちろんパーフェクトではないが、私たちが思い描いたような戦いができた」と選手を評価した。
■『U-12 ジュニアサッカーワールドチャレンジ2018』4日目結果
会場:万博記念競技場
準決勝
クラブ・ティフアナ 0-0(PK 4-5) FCバルセロナ
JFAトレセン大阪U-12 1-1(PK 1-3) アーセナルFC
3位決定戦
クラブ・ティフアナ 2-1 JFAトレセン大阪U-12
決勝
FCバルセロナ 3-1 アーセナルFC
取材・文=本田好伸
準決勝第1試合は、クラブ・ティフアナ(メキシコ)とバルセロナが対戦。互いに決定的なチャンスを作りきれないまま、50分の戦いを終えて、決着は3本制のPKへ。両者2人目のキッカーが外すなど勝負は6人目まで続いたが、バルセロナのGKジャラール・クルト・スレーが先攻の相手シュートを止めると、後攻のキッカー、アレハンドロ・ドミンゲス・ガラテが決めて勝負あり。PKスコアは5-4、バルセロナにとっては準々決勝から2試合連続のPKによる勝利となったが、いよいよ大会3連覇に王手をかけた。
続く準決勝第2試合は、JFAトレセン大阪U-12とアーセナルFCが対戦。スタンドには、トレセン大阪の選手たちが所属するチームの仲間や保護者、関係者など多くの観客が詰め掛ける中で、試合はアーセナルがウィリアム・ラニン・スウィートのゴールで先制。しかし、後半はトレセン大阪もペースアップすると、38分にPKを獲得。ファウルをもらった坂上宗太郎が左隅にきっちり決めて同点に追いつくことに成功した。
試合はその後、トレセン大阪が何度もチャンスを作ったが決着はつかず、準決勝は2試合続けてのPKへと突入した。すると後攻のトレセン大阪は坂上がクロスバーに当てて外した一方で、アーセナルは3人全員が成功。2年連続出場で初めてとなる大会制覇へと向かって、勢いづく勝利を手にした。
迎えたバルセロナとアーセナルの決勝は、少し意外な展開となった。アーセナルがイーサン・ナワニリのゴールで開始早々に先制したものの、バルセロナは6分、ブライアン・ラミレス・ラミレスのゴールで同点に追いつく。そして10分、右サイドを突破したアレイシュ・デル・カスティヨ・ジュットグラがエリア内に侵入すると、自らゴールを挙げて一気に勝ち越すことに成功した。
さらに21分、給水タイム(前半と後半のおよそ中間にそれぞれ1回ずつ)を終えてメンバーを3人交代したバルセロナは、代わって入ったFWのマルク・ギウ・パスが強烈なシュートを突き刺してリードを広げた。バルセロナは今大会、準決勝までの5試合(エキシビションマッチを除く)で奪ったゴールは7得点。過去の大会のような破壊力を見せることができていなかったが、決勝では質でも結果でも相手を圧倒。試合を通して最高のパフォーマンスを披露して、3-1で勝利。3年連続となる優勝を果たしてみせた。
なお、決勝の前に行われた3位決定戦は、前半を1-1で折り返す接戦となったが、試合終盤に勝ち越しゴールを奪ったクラブ・ティフアナが2-1で勝利。トレセン大阪は今大会を通して大きな存在感を放ったが、最後はメキシコの雄の前に屈して、笑って大会を後にすることはできなかった。
表彰式では、名古屋グランパスU-12の杉浦駿吾が6点で得点王を受賞。MVPには、アーセナルのウィリアム・ラニン・スウィートが選ばれた。優勝したバルセロナのダビド・サンチェス・ドメネ監督は表彰式後、「決勝は、もちろんパーフェクトではないが、私たちが思い描いたような戦いができた」と選手を評価した。
■『U-12 ジュニアサッカーワールドチャレンジ2018』4日目結果
会場:万博記念競技場
準決勝
クラブ・ティフアナ 0-0(PK 4-5) FCバルセロナ
JFAトレセン大阪U-12 1-1(PK 1-3) アーセナルFC
3位決定戦
クラブ・ティフアナ 2-1 JFAトレセン大阪U-12
決勝
FCバルセロナ 3-1 アーセナルFC
取材・文=本田好伸
(C) SOCCERKING All rights reserved.
「アーセナル」をもっと詳しく
「アーセナル」のニュース
-
アーセナル冨安健洋の契約延長は「裏目に出た」現地で辛辣意見出るワケ5月2日7時24分
-
アーセナルがジェズス売却を検討か…獲得から僅か2年、決定力とフィットネスを問題視?5月1日21時14分
-
アーセナル、MFジョルジーニョに新契約をオファー? 来季残留が濃厚に5月1日15時58分
-
A・サンチェス、今季限りでのインテル退団が濃厚に…“古巣”リーベル復帰の可能性が浮上?4月30日21時23分
-
CKからの16得点はリーグ最多タイ記録!…アーセナルを陰で支えるセットプレーのスペシャリスト4月30日15時17分
-
冨安健洋が「決定的なオウンゴールを誘発」フル出場で白星に貢献 現地メディアも及第点の評価4月29日17時49分
-
“宿敵”アーセナルに一歩及ばず…トッテナム指揮官「時には痛みを感じなければならないこともある」4月29日13時44分
-
サッカー=アーセナル勝利、マンCも白星でタイトルレース激戦4月29日10時59分
-
冨安はフル出場 サッカー4月29日10時36分
-
アルテタ監督がプレミア100勝を達成…史上5番目に少ない試合数で到達4月29日10時13分