今夏も駆け込みでビッグディール成立…最終日の移籍で成功を収めたプレミアリーグの7選手
サッカーキング2021年9月1日(水)21時59分
今夏のデッドラインデーに移籍が成立した選手たち [写真]=Getty Images
プレミアリーグの移籍市場が8月31日に幕を閉じた。アーセナルは最終日にボローニャから日本代表DF冨安健洋を完全移籍で獲得したことを発表。マンチェスター・Uからリーズへ移籍したウェールズ代表MFダニエル・ジェームズ、アトレティコ・マドリードからチェルシーへ移籍したスペイン代表MFサウール・ニゲスも駆け込みで移籍が成立した。
プレミアリーグではこれまでにも多くの大型移籍が移籍市場の最終日に成立してきた。イギリスメディア『planet football』は夏の“デッドライン・デー”に成立した移籍の中から、特に大きな成功を収めた7例を紹介している。
※カッコ内は(移籍したシーズン:前所属→移籍先)
[写真]=Getty Images
■カルロス・テベス(2006-07:コリンチャンス→ウェストハム)
2006年8月31日にアルゼンチンでも代表チームメイトだったハビエル・マスチェラーノと共に、ウェストハムにやって来たテベス。マスチェラーノは半年後にリヴァプールへ去ったが、テベスはウェストハムを残留の危機から救ったヒーローとなった。シーズン終盤の10試合で7得点という驚異的な活躍を見せたテベス。2006-07シーズンのクラブ年間最優秀選手にも選出されている。
■アシュリー・コール(2006-07:アーセナル→チェルシー)
テベスがウェストハムに加入したのと同じ日、ロンドンでもう一つの大型移籍が実現した。アーセナルで“世界最高の左サイドバック”に成長したコールは、「ウィリアム・ギャラス+500万ポンド」というトレードの形でチェルシーに移籍。チェルシーで過ごした8年の間に、2011-12シーズンのチャンピオンズリーグ制覇を含め、7つの主要タイトル獲得に貢献。現在もアカデミーの指導者としてチェルシーに携わっている。
■ディミタール・ベルバトフ(2008-09:トッテナム→マンチェスター・U)
13年前に繰り広げられたマンチェスターの2クラブによるベルバトフ争奪戦は、ユナイテッドに軍配が上がった。トッテナムはマンチェスター・Cとの交渉を進めていたが、ベルバトフの心はマンチェスター・Uに決まっていたという。移籍成立前にサー・アレックス・ファーガソン氏が運転する車に乗っている最中、マンチェスター・Cから代理人に電話がかかり気まずい思いをしたのだとか。マンチェスター・Uでは4年間で149試合に出場して56ゴール。2010-11シーズンには当時マンチェスター・C所属のカルロス・テベスと共にプレミアリーグの得点王に輝いている。
■ウェイン・ルーニー(2004-05/エヴァートン→マンチェスター・U)
18歳で参加したEURO2004で4ゴールの活躍を見せたルーニー。同年夏の8月27日にエヴァートンに対してトランスファーリクエストを提出し、その4日後にマンチェスター・Uへの移籍が実現した。キャリアの大半をマンチェスター・Uで過ごし、所属した13年間で559試合に出場すると、クラブ歴代最多記録となる253ゴールを記録した。プレミアリーグの“駆け込み移籍”の中でも最も成功した一例であることは間違いないだろう。
■クロード・マケレレ(2003-04/レアル・マドリード→チェルシー)
ロマン・アブラモヴィッチ氏がチェルシーを買収した2003年の夏。同クラブにダミアン・ダフ、ジョー・コール、フアン・セバスティアン・ベロン、アドリアン・ムトゥ、エルナン・クレスポといったスター選手が次々に加入。最終日に加わったのがマケレレだった。1年目からチームの核として活躍し、2004-05、2005-06シーズンにはジョゼ・モウリーニョ監督の下でプレミア連覇に貢献。数々のビッグクラブを率いてきた現ローマのモウリーニョ監督は、2020年11月に選んだ“自身の教え子ベストイレブン”に迷うことなくマケレレを選出している。
■ウーゴ・ロリス(2012-13/リヨン→トッテナム)
トッテナムに加入した9年前、すでにフランス代表ではキャプテンを務め、実績も十分だったロリス。1年目の途中に41歳のブラッド・フリーデルから正GKの座を引き継ぎ、以降、トッテナムの絶対的守護神としてゴールを守り続けている。トッテナムで10シーズン目を迎えているフランス代表GKも今年で35歳になる。クラブとの契約期間は残り1年となっているが、GK出身のヌーノ・エスピリト・サント監督の下でどのようなシーズンを送るのだろうか。
■ラファエル・ファン・デル・ファールト(2010-11/レアル・マドリード→トッテナム)
トッテナムは11年前の移籍期限最終日に、レアル・マドリードからファン・デル・ファールトを獲得した。バイエルンへ高額で移籍するのではないかと見られていた元オランダ代表MFだが、デッドライン間近に移籍金が大幅に下がり、トッテナム入りが実現したという。ファンから愛されるまでに多くの時間は要さなかった。アーセナル戦に強く、プレミアでの4度の対戦で4得点2アシストという結果を残したことも、スパーズ・ファンから絶大な支持を受けた一因かもしれない。
(記事/Footmedia)
プレミアリーグではこれまでにも多くの大型移籍が移籍市場の最終日に成立してきた。イギリスメディア『planet football』は夏の“デッドライン・デー”に成立した移籍の中から、特に大きな成功を収めた7例を紹介している。
※カッコ内は(移籍したシーズン:前所属→移籍先)
[写真]=Getty Images
■カルロス・テベス(2006-07:コリンチャンス→ウェストハム)
2006年8月31日にアルゼンチンでも代表チームメイトだったハビエル・マスチェラーノと共に、ウェストハムにやって来たテベス。マスチェラーノは半年後にリヴァプールへ去ったが、テベスはウェストハムを残留の危機から救ったヒーローとなった。シーズン終盤の10試合で7得点という驚異的な活躍を見せたテベス。2006-07シーズンのクラブ年間最優秀選手にも選出されている。
■アシュリー・コール(2006-07:アーセナル→チェルシー)
テベスがウェストハムに加入したのと同じ日、ロンドンでもう一つの大型移籍が実現した。アーセナルで“世界最高の左サイドバック”に成長したコールは、「ウィリアム・ギャラス+500万ポンド」というトレードの形でチェルシーに移籍。チェルシーで過ごした8年の間に、2011-12シーズンのチャンピオンズリーグ制覇を含め、7つの主要タイトル獲得に貢献。現在もアカデミーの指導者としてチェルシーに携わっている。
■ディミタール・ベルバトフ(2008-09:トッテナム→マンチェスター・U)
13年前に繰り広げられたマンチェスターの2クラブによるベルバトフ争奪戦は、ユナイテッドに軍配が上がった。トッテナムはマンチェスター・Cとの交渉を進めていたが、ベルバトフの心はマンチェスター・Uに決まっていたという。移籍成立前にサー・アレックス・ファーガソン氏が運転する車に乗っている最中、マンチェスター・Cから代理人に電話がかかり気まずい思いをしたのだとか。マンチェスター・Uでは4年間で149試合に出場して56ゴール。2010-11シーズンには当時マンチェスター・C所属のカルロス・テベスと共にプレミアリーグの得点王に輝いている。
■ウェイン・ルーニー(2004-05/エヴァートン→マンチェスター・U)
18歳で参加したEURO2004で4ゴールの活躍を見せたルーニー。同年夏の8月27日にエヴァートンに対してトランスファーリクエストを提出し、その4日後にマンチェスター・Uへの移籍が実現した。キャリアの大半をマンチェスター・Uで過ごし、所属した13年間で559試合に出場すると、クラブ歴代最多記録となる253ゴールを記録した。プレミアリーグの“駆け込み移籍”の中でも最も成功した一例であることは間違いないだろう。
■クロード・マケレレ(2003-04/レアル・マドリード→チェルシー)
ロマン・アブラモヴィッチ氏がチェルシーを買収した2003年の夏。同クラブにダミアン・ダフ、ジョー・コール、フアン・セバスティアン・ベロン、アドリアン・ムトゥ、エルナン・クレスポといったスター選手が次々に加入。最終日に加わったのがマケレレだった。1年目からチームの核として活躍し、2004-05、2005-06シーズンにはジョゼ・モウリーニョ監督の下でプレミア連覇に貢献。数々のビッグクラブを率いてきた現ローマのモウリーニョ監督は、2020年11月に選んだ“自身の教え子ベストイレブン”に迷うことなくマケレレを選出している。
■ウーゴ・ロリス(2012-13/リヨン→トッテナム)
トッテナムに加入した9年前、すでにフランス代表ではキャプテンを務め、実績も十分だったロリス。1年目の途中に41歳のブラッド・フリーデルから正GKの座を引き継ぎ、以降、トッテナムの絶対的守護神としてゴールを守り続けている。トッテナムで10シーズン目を迎えているフランス代表GKも今年で35歳になる。クラブとの契約期間は残り1年となっているが、GK出身のヌーノ・エスピリト・サント監督の下でどのようなシーズンを送るのだろうか。
■ラファエル・ファン・デル・ファールト(2010-11/レアル・マドリード→トッテナム)
トッテナムは11年前の移籍期限最終日に、レアル・マドリードからファン・デル・ファールトを獲得した。バイエルンへ高額で移籍するのではないかと見られていた元オランダ代表MFだが、デッドライン間近に移籍金が大幅に下がり、トッテナム入りが実現したという。ファンから愛されるまでに多くの時間は要さなかった。アーセナル戦に強く、プレミアでの4度の対戦で4得点2アシストという結果を残したことも、スパーズ・ファンから絶大な支持を受けた一因かもしれない。
(記事/Footmedia)
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