巨人に悪夢再び 敗れれば自力CS消滅の試合で先発投手がまたも早期降板
チームを率いる原監督にとっても厳しい試合展開が続いている(C)Getty Images
9月3日のDeNA戦(横浜)は、敗れれば自力CSが消滅するという大事な試合。しかし、またも投手陣が乱調となっている。
打線は初回に大城卓三、吉川尚輝の連続適時打で2点を先制。1点を返された2回にも丸佳浩のソロなどで再び4ー1と突き放し、序盤から優位に戦いを進めようとした。
【動画】先発左腕の井上は2回に知野に代打逆転満塁弾を浴びるなど、乱調で早期降板となった
しかし3点リードの2回裏に悪夢が待っていた。先発左腕の井上温大が先頭、ネフタリ・ソトへの四球と連打で無死満塁のピンチを招くと、ここでDeNAも勝負に出た。2回までに4失点の先発左腕の浜口遥大の打席で代打・知野直人を送り、勝負に出た。
1ボール2ストライクからの4球目、内角高め150キロの井上の直球を捉えると打球はぐんぐんと伸びてレフトスタンドへ。代打逆転満塁ホームランと大きな仕事をやってのけた。さらにDeNA打線の勢いは止まらず。井上はさらに連打を浴びて無死二、三塁としたところで原辰徳監督がマウンドに出向き、交代を告げた。
チームでは前日2日に登板した左腕、横川凱も初回3失点で降板。この日の井上もわずか3アウトしか奪えず、1回3分の0、7失点と2回持たずにマウンドを降りることになった。前日は先発投手が早期降板したことで中継ぎ陣もマシンガン継投を強いられ、ブルペンの消耗を防ぐために8点差をつけられた8回から内野手登録の北村拓己が登板するという異例の事態を招いていた。
4ゲーム差で追うDeNAに敗れると自力CSが消滅するという大事な試合で投壊現象が止まらず、今季の苦戦を象徴するような展開となっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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