中須賀克行「しっかりと準備できていたことが勝因」/全日本ロード第6戦岡山 JSB1000 決勝会見
9月5日に岡山県の岡山国際サーキットで行われた2021年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦 スーパーバイクレース in 岡山のJSB1000クラス決勝を終え、表彰台に登った中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、清成龍一(Astemo Honda Dream SI Racing)、名越哲平(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)が戦いを振り返った。
■中須賀克行/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(決勝:優勝)
「事前テストのときよりもコンディションがよく、タイムも詰めやすい状況でした。レースウイークで清成選手がどんどんタイムを詰めてきていたので、決勝は2台の我慢比べだなと思っていました」
「本当はスタートで一気にスパートしたかったけど、その考えは読まれていて清成選手に前に出られました。清成選手もいいアベレージタイムだったし、鈴鹿みたいな広いサーキットだと自分とライバルの速いところと遅いところとを合わせられるのですが、ここはリズムを合わせることが難しかったです」
「このままだとタイヤを使ってしまうから、自分が前に出ようって気持ちを切り替えました。最終コーナーの立ち上がりで清成選手がミスをしたので、その後の1コーナーで前に出ました。そこからはペースを上げられるだけ上げてみようと周回を重ねたら、少しずつ離すことができました。しっかりと準備できていたことが勝因になったと思います」
「最終戦は地元の九州で行われるので、楽しみです。いつも熱い地元パワーをもらっているし、それを力に替えたいです。オートポリスは得意でもあるし、きちんと準備をして、いいレースできるように臨みたいです」
■清成龍一/Astemo Honda Dream SI Racing(決勝:2位)
「事前テストからバイクのフィーリングが少しよくなって、ウエットコンディションもドライコンディションも悪くはありませんでした。」
「レースウイークでは大きな変更はしたくなかったから、どちらもアジャストするくらいで、走行ごとにいろいろ試したのですが、アベレージタイムを縮めることができませんでした。いろいろなものを抑えて走ったのですが、タイヤにしてもブレーキにしても全部使い切った感じです」
「攻められずに今まで以上に悔しいです。オートポリスは僕も半分地元みたいなものなので、もっともっと頑張ります」
■名越哲平/MuSASHi RT HARC-PRO.Honda(決勝:3位)
「練習は雨でしたが、予選からいきなりドライになり、自分が合わせられませんでした。前の2台は離れてしまうなと思いましたが、表彰台は獲れるように組み立て、それが実行できたのはよかったです」
「でもトップ2台とは1周でも差があります。満足できる結果ではありませんが、シーズンを通して見れば少しずつステップは踏めていると感じています。チームとともに少しずつ成長していきたいです」
「本当は序盤にトップ2台に1周でも2周でも後ろについて何かを盗みたいのですが、決勝1周目は今季ずっと課題です。残り1戦2レースは、この1年課題としていることをしっかりとやっていきたいです」
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