ブリヂストン、全日本ロードと地方選手権のST600クラスに2026年までワンメイクタイヤの供給を継続
ブリヂストンは9月1日、日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)主催レースのST600クラスにおけるワンメイクでのタイヤ供給を、2026年シーズンまで継続することを発表した。対象となる大会は、全日本ロードレース選手権及び地方選手権、鈴鹿4時間耐久ロードレースだ。
全日本ロードレース選手権は、国内最高峰となるオートバイのロードレースシリーズで、全国各地を転戦。一方、地方選手権は主にサーキットごとにシリーズ戦として開催され、全日本ロードへの出場を目指すライダーたちが出場する。また鈴鹿4耐はST600車両で行われる耐久レースだ。
いずれのレースも車両規則等によりクラス分けがなされているが、その中のST600クラスは市販車ベース、かつ改造範囲が制限されていることから、公道を走行する状態に近いマシンで競われることが特徴となっている。また、タイヤに関してはワンメイクによるイコールコンディションでのレースとなるため、観客はより一層、ライダーの差による違いを楽しむことができるのも魅力だ。
ST600クラスのタイヤサプライヤーであるブリヂストンは、今までも二輪・四輪問わず、各種モータースポーツのシーンでその性能と信頼性を証明してきた。ST600クラスでタイヤがワンメイク制となった2015年に、同社の二輪用プレミアムタイヤ『BATTLAX』が指定タイヤに選定され、現在まで9年もの間タイヤ供給を支えてきた。今回さらに契約を延長したことにより、ブリヂストンはST600クラスに2026年まで12年間継続してワンメイクタイヤを供給することになる。
MFJの鈴木哲夫会長は「MFJは、2015年からレースのイコールコンディションと参加者のタイヤ購入コスト削減を主な目的に『ワンメイクタイヤ制度』を導入してから、今シーズンを含め9年間、株式会社ブリヂストン様にST600クラスの足もとを支えていただき、最適な性能と信頼性の高いタイヤを供給いただくことでロードレースの普及振興に多大なる貢献をいただいております。2024年からの3年間もST600オフィシャルタイヤサプライヤーとして契約いただくことを大変喜ばしく思います」とコメントした。
また、ブリヂストンの内田達也モータースポーツ部門長は「ブリヂストンは2015年よりST600クラスのオフィシャルタイヤサプライヤーとして、将来のロードレース界を担い世界を目指す若手ライダーや経験豊富なベテランライダーが切磋琢磨する当クラスをサポートしてまいりました。幅広いコンディションをカバーできる高性能タイヤの開発を続け、安心・安全な高品質のタイヤを供給することで、日々レベルの上がっていくST600クラスそして日本ロードレース界とモータースポーツ文化の発展を支えてまいります」と語った。
“ST600 Supported by BRIDGESTONE”と銘打つ同クラスで使用されるタイヤは以下の通り。
■ドライ用タイヤ
BATTLAX RACING R11(NHS)
フロント:120/600R17
リヤ:180/640R17
■ウェット用タイヤ
RACING BATTLAX W01
フロント:120/600R17
リヤ:190/650R17
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