「精神的な部分」が大きな反省材料に…吉田麻也「勝ち点3を取れたことが一番大きい」
サッカーキング2021年9月8日(水)5時58分
キャプテンの吉田麻也が中国戦を総括した [写真]=JFA
日本代表はFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選第2節中国戦を勝利で飾り、キャプテンのDF吉田麻也が取材に応じた。
最終予選2戦目にして初白星を挙げ、吉田は「もちろん満足できる結果ではなかったですけど、勝ち点3を取って、何とか次に繋げることができたと思います」とコメント。それでも「今日みたいな精神的な準備で試合に臨まないといけないし、その精神的状態がスタンダードにならないといけないと思っています。もちろん内容は手放しで喜べるものではなかったかもしれないですけど、これが最終予選だと思いますし、兎にも角にも勝ち点3を取れたことは一番大きいと思います」と中国戦を総括した。
また、追加点は狙っていたとした上で、「少しずつ流れが持っていかれそうになり、相手も帰化選手を投入して勢いを持ってきた中で、後ろが我慢することが大事だと思っていましたし、そこが何よりオマーン戦でできなかったことなので、最後まで集中を切らさずゼロで抑えたことは評価できると思います」と無失点の内容を評価。「1-0に満足していませんが、最低限の結果を出したと思います」と語った。
代表のコンディションの悪さを指摘されると、「毎回9月シリーズは非常に難しくて、日本から欧州に行って、割と早い段階で日本に戻ってきて」と調整の難しさを吐露。「欧州は涼しくなっている国が多い中、日本に帰ってきて、プレシーズンで自チームのサッカーを落とし込んだ後に帰ってきて代表の形に合わせないといけなかったり、簡単ではないと思います」と続け、「それにしても1試合目、精神的な部分が足りていなかったりと正直思います。そこは不足していた、大きな反省材料であったことは間違いないです」と自省の言葉を述べた。
また、吉田が試合後に“カギ”と語った第3戦のサウジアラビア戦はアウェイで行われるため、欧州組の時差が少なく、「サウジは暑いと思いますが、時差は1時間で移動距離が短いことは一つ大きい」こと、さらに「今回と10月の間隔が短いので摺り合わせの時間がかからないだろうというのが大きい」ことがポジティブな材料になるようだ。サウジアラビアと、続く対戦相手のオーストラリアはどちらも2連勝で勝ち点6。1勝1敗で勝ち点3の日本にとって「直接叩けば勝ち点9で同率首位に並べる可能性が出てきます。こんなに早く取り戻せるチャンスが目の前にくるので、またモチベーション高くやらないといけないと思っているので、ここの試合がカギになると思います」と次の2試合の重要性も再確認した。
吉田は自身の言う“精神的な部分”について、「1試合目が終わった後、誰もが不十分と認識していたと思うが、改めてなぜ最終予選が大切なのかをもう一度再確認しないといけなかったと思います。本来初戦前にしないといけなかったかもしれませんが、そこはミスがあったと認めざるを得ないですし、カタールに来て、そこを再確認しました」とし、改めて精神的な準備の大切さを確認したようだ。
精神的課題の一方で、吉田は戦術面で感じた課題を問われると、「特に前半、典型的なアジアでの戦いの中、相手がブロックを敷いて低い位置での守備固めをしてきます。それを崩すことはこのチームだけでなく、前回もそうですし、ザックジャパンの時もそうですが、簡単じゃないんです。オリンピックのスペイン戦でもそうですが、僕らがブロックを創ると彼らも崩すことには四苦八苦していました」とその戦い方の難しさを語った。それでも「とるべき選手が結果を残してくれたことは心強かったですし、試合を決定づける仕事ができる選手が前にいてくれれば、非常に助かるなと思います。ただ、こう言った試合で複数得点を取れるようにならないと、イレギュラーで失点することもあるだろうし、実際後半押し込まれたりもしました。追加点を取って、相手の勢いを止めないといけないのが今日の大きな課題だと思います」と締め、改めて追加点の重要性に触れた。
また吉田は、サウジアラビア戦とオーストラリア戦に向けて、各選手がパフォーマンスを上げるためには「当たり前ですが、自チームで出ること」が重要だと語る。「日本、カタールを経てチームに変えると欧州では疲れていると見られるし、移動や時差を言い訳にされてベンチに追いやられることもあると思います」と、欧州ならではの難しさもあるというが、それでも「練習からしっかり高いパフォーマンスを示してチャンスを掴んで、一人ひとりが良いコンディションで次の10月を迎えることが大事になってくると思います」と続け、所属チームで出場することがパフォーマンスの向上に向けて重要であることを強調した。
吉田が言うように、日本は10月の連勝で2連勝を収めれば勝ち点で上位と並ぶことが可能になる。もちろん落として良い試合などないものの、“カギ”となる2試合では勝利が求められる。日本代表の第3節サウジアラビア戦と第4節オーストラリア戦は10月7日、12日に行われる予定となっている。
最終予選2戦目にして初白星を挙げ、吉田は「もちろん満足できる結果ではなかったですけど、勝ち点3を取って、何とか次に繋げることができたと思います」とコメント。それでも「今日みたいな精神的な準備で試合に臨まないといけないし、その精神的状態がスタンダードにならないといけないと思っています。もちろん内容は手放しで喜べるものではなかったかもしれないですけど、これが最終予選だと思いますし、兎にも角にも勝ち点3を取れたことは一番大きいと思います」と中国戦を総括した。
また、追加点は狙っていたとした上で、「少しずつ流れが持っていかれそうになり、相手も帰化選手を投入して勢いを持ってきた中で、後ろが我慢することが大事だと思っていましたし、そこが何よりオマーン戦でできなかったことなので、最後まで集中を切らさずゼロで抑えたことは評価できると思います」と無失点の内容を評価。「1-0に満足していませんが、最低限の結果を出したと思います」と語った。
代表のコンディションの悪さを指摘されると、「毎回9月シリーズは非常に難しくて、日本から欧州に行って、割と早い段階で日本に戻ってきて」と調整の難しさを吐露。「欧州は涼しくなっている国が多い中、日本に帰ってきて、プレシーズンで自チームのサッカーを落とし込んだ後に帰ってきて代表の形に合わせないといけなかったり、簡単ではないと思います」と続け、「それにしても1試合目、精神的な部分が足りていなかったりと正直思います。そこは不足していた、大きな反省材料であったことは間違いないです」と自省の言葉を述べた。
また、吉田が試合後に“カギ”と語った第3戦のサウジアラビア戦はアウェイで行われるため、欧州組の時差が少なく、「サウジは暑いと思いますが、時差は1時間で移動距離が短いことは一つ大きい」こと、さらに「今回と10月の間隔が短いので摺り合わせの時間がかからないだろうというのが大きい」ことがポジティブな材料になるようだ。サウジアラビアと、続く対戦相手のオーストラリアはどちらも2連勝で勝ち点6。1勝1敗で勝ち点3の日本にとって「直接叩けば勝ち点9で同率首位に並べる可能性が出てきます。こんなに早く取り戻せるチャンスが目の前にくるので、またモチベーション高くやらないといけないと思っているので、ここの試合がカギになると思います」と次の2試合の重要性も再確認した。
吉田は自身の言う“精神的な部分”について、「1試合目が終わった後、誰もが不十分と認識していたと思うが、改めてなぜ最終予選が大切なのかをもう一度再確認しないといけなかったと思います。本来初戦前にしないといけなかったかもしれませんが、そこはミスがあったと認めざるを得ないですし、カタールに来て、そこを再確認しました」とし、改めて精神的な準備の大切さを確認したようだ。
精神的課題の一方で、吉田は戦術面で感じた課題を問われると、「特に前半、典型的なアジアでの戦いの中、相手がブロックを敷いて低い位置での守備固めをしてきます。それを崩すことはこのチームだけでなく、前回もそうですし、ザックジャパンの時もそうですが、簡単じゃないんです。オリンピックのスペイン戦でもそうですが、僕らがブロックを創ると彼らも崩すことには四苦八苦していました」とその戦い方の難しさを語った。それでも「とるべき選手が結果を残してくれたことは心強かったですし、試合を決定づける仕事ができる選手が前にいてくれれば、非常に助かるなと思います。ただ、こう言った試合で複数得点を取れるようにならないと、イレギュラーで失点することもあるだろうし、実際後半押し込まれたりもしました。追加点を取って、相手の勢いを止めないといけないのが今日の大きな課題だと思います」と締め、改めて追加点の重要性に触れた。
また吉田は、サウジアラビア戦とオーストラリア戦に向けて、各選手がパフォーマンスを上げるためには「当たり前ですが、自チームで出ること」が重要だと語る。「日本、カタールを経てチームに変えると欧州では疲れていると見られるし、移動や時差を言い訳にされてベンチに追いやられることもあると思います」と、欧州ならではの難しさもあるというが、それでも「練習からしっかり高いパフォーマンスを示してチャンスを掴んで、一人ひとりが良いコンディションで次の10月を迎えることが大事になってくると思います」と続け、所属チームで出場することがパフォーマンスの向上に向けて重要であることを強調した。
吉田が言うように、日本は10月の連勝で2連勝を収めれば勝ち点で上位と並ぶことが可能になる。もちろん落として良い試合などないものの、“カギ”となる2試合では勝利が求められる。日本代表の第3節サウジアラビア戦と第4節オーストラリア戦は10月7日、12日に行われる予定となっている。
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