FC今治の新スタが“出航”…勝利で満員の観客と祝う 岡田オーナーらは次の夢を見据える
サッカーキング2017年9月11日(月)16時2分
入場時も派手な演出が行われた
JFLセカンドステージ第7節が10日に行われ、FC今治とヴェルスパ大分が対戦。同試合はFC今治の新スタジアム『ありがとうサービス.夢スタジアム』のこけら落としとして開催された。
J3昇格を目指すFC今治にとって必要であった今治市内に5000人以上を集客できるスタジアムとして、丘陵地のスポーツコートに建設。今治インターチェンジに接し、今治市が一望できる場所に位置する。スタンドからの眺めは絶景だ。
市民の注目度も高く、この試合は前売りで完売。5241名が来場し、満員の中で行われた。立ち上がりから攻勢をかけるFC今治は10分、リスタートから裏に抜け出した上村岬がエリア内右からゴール左に流し込み、先制。専用スタジアムかつピッチと客席を隔てるフェンスもないこともあり、ゴール裏のサポーターのもとへ駆け寄り、ハイタッチで新スタジアムの記念すべき第1号を祝った。
前半終了間際にも長尾善公が追加点を獲得。後半はヴェルスパ大分の反撃にあい、50分に栫健悟に1点を返されるなど劣勢を強いられたが、度々狙っていたカウンターから79分に途中出場のブバが決めて試合を決め、3-1で記念すべき新スタジアム初戦を、満員の観衆の前で挙げた。
FC今治の岡田武史オーナーは『フットボールパーク構想』を掲げ、「そこにいる全ての人が、心震える感動、心踊るワクワク感、心温まる絆を感じられるスタジアム」をビジョンとしている。岡田オーナーは試合前の進水式を模したテープカットでのあいさつでビジョンについて、「これを実現するために、ルールを極力少なくしました。至らないところもあるかもしれませんが、皆さんと日本で最もモラルの高いスタジアムにしていきたいです」と呼びかけた。
「サッカーを本当に見たいと思っている方は、そこまでいないかもしれません。でも、ここに来たら絆を感じられる、笑顔で帰っていただけるようなフットボールパークにしたい」(岡田)の言葉の通り、この日、たくさんのイベントが試合と合わせて開催。イベントスペースでCrystal Kayがヒット曲「恋におちたら」などを披露するステージを皮切りに、DANCE EARTH PARTY(EXILE USA、EXILE TETSUYA、Dream Shizuka)が試合前にピッチ上から観客へ応援方法を教えて盛り上げ、キックオフ前にはFC今治のアドバイザーであるラモス瑠偉氏に、上空からドローンで運ばれた試合球が届けられるイベントを実施。
また、多保孝一feat.鶴岡良によるFC今治のテーマソング披露や、愛媛出身の友近と“交流のある”水谷千重子によるハーフタイムショーなど、観客を飽きさせない構成が組まれた。スタジアム下にあるイベントエリアでは地元の飲食ブースが多数出店していたほか、子どもを楽しませるアトラクション、フォトブースなども設置。FC今治の下部組織の子どもたちが観客を出迎え、入り口やグッズ販売に汗を流すなどした。
さらに、スタジアムではNTTぷららの協力も得て、スマートスタジアム化。WiFiに接続することで、オリジナルのサイトを閲覧できるほか、宝探しに参加することなどが可能だ。試合後には、スタジアムのふもとにあるイオンモール今治新都市で、岡田オーナー、EXILE USA、友近、ラモス瑠偉によるトークショーも行われ、周辺施設との協力関係も築いている。
新スタジアムは完成したが、FC今治はクラブ全体で次の夢・目標を見据えている。J3昇格にはJFL年間4位(百年クラブ構想の上位2クラブ)に入り、1試合平均入場者数が原則2000人以上に達しないといけない。年間順位は現在6位。夢スタで行う試合は残り4試合だ。
岡田オーナーも「今日は5000人集まるかも、とは思っていた」と話すが、「今は次の4試合もすべて満員にすることが目標です」と話す。夢スタの第1号を決めた上村は、「もっといいサッカーをして、もっと皆さんに喜んでもらいたい」とコメント。ケガで離脱中である主将の金井も「スタジアムができ、今治の活性化につなげていきたいです。次のホームもまた完売となるよう、僕ら選手もいろいろな活動で貢献していきます」と意気込む。
FC今治の“夢”はこの日出航したが、まだ離岸しただけで港からも出られていない。大海原に乗り出すために、新しい目標を設定して、そこへと突き進んでいく。
J3昇格を目指すFC今治にとって必要であった今治市内に5000人以上を集客できるスタジアムとして、丘陵地のスポーツコートに建設。今治インターチェンジに接し、今治市が一望できる場所に位置する。スタンドからの眺めは絶景だ。
市民の注目度も高く、この試合は前売りで完売。5241名が来場し、満員の中で行われた。立ち上がりから攻勢をかけるFC今治は10分、リスタートから裏に抜け出した上村岬がエリア内右からゴール左に流し込み、先制。専用スタジアムかつピッチと客席を隔てるフェンスもないこともあり、ゴール裏のサポーターのもとへ駆け寄り、ハイタッチで新スタジアムの記念すべき第1号を祝った。
前半終了間際にも長尾善公が追加点を獲得。後半はヴェルスパ大分の反撃にあい、50分に栫健悟に1点を返されるなど劣勢を強いられたが、度々狙っていたカウンターから79分に途中出場のブバが決めて試合を決め、3-1で記念すべき新スタジアム初戦を、満員の観衆の前で挙げた。
FC今治の岡田武史オーナーは『フットボールパーク構想』を掲げ、「そこにいる全ての人が、心震える感動、心踊るワクワク感、心温まる絆を感じられるスタジアム」をビジョンとしている。岡田オーナーは試合前の進水式を模したテープカットでのあいさつでビジョンについて、「これを実現するために、ルールを極力少なくしました。至らないところもあるかもしれませんが、皆さんと日本で最もモラルの高いスタジアムにしていきたいです」と呼びかけた。
「サッカーを本当に見たいと思っている方は、そこまでいないかもしれません。でも、ここに来たら絆を感じられる、笑顔で帰っていただけるようなフットボールパークにしたい」(岡田)の言葉の通り、この日、たくさんのイベントが試合と合わせて開催。イベントスペースでCrystal Kayがヒット曲「恋におちたら」などを披露するステージを皮切りに、DANCE EARTH PARTY(EXILE USA、EXILE TETSUYA、Dream Shizuka)が試合前にピッチ上から観客へ応援方法を教えて盛り上げ、キックオフ前にはFC今治のアドバイザーであるラモス瑠偉氏に、上空からドローンで運ばれた試合球が届けられるイベントを実施。
また、多保孝一feat.鶴岡良によるFC今治のテーマソング披露や、愛媛出身の友近と“交流のある”水谷千重子によるハーフタイムショーなど、観客を飽きさせない構成が組まれた。スタジアム下にあるイベントエリアでは地元の飲食ブースが多数出店していたほか、子どもを楽しませるアトラクション、フォトブースなども設置。FC今治の下部組織の子どもたちが観客を出迎え、入り口やグッズ販売に汗を流すなどした。
さらに、スタジアムではNTTぷららの協力も得て、スマートスタジアム化。WiFiに接続することで、オリジナルのサイトを閲覧できるほか、宝探しに参加することなどが可能だ。試合後には、スタジアムのふもとにあるイオンモール今治新都市で、岡田オーナー、EXILE USA、友近、ラモス瑠偉によるトークショーも行われ、周辺施設との協力関係も築いている。
新スタジアムは完成したが、FC今治はクラブ全体で次の夢・目標を見据えている。J3昇格にはJFL年間4位(百年クラブ構想の上位2クラブ)に入り、1試合平均入場者数が原則2000人以上に達しないといけない。年間順位は現在6位。夢スタで行う試合は残り4試合だ。
岡田オーナーも「今日は5000人集まるかも、とは思っていた」と話すが、「今は次の4試合もすべて満員にすることが目標です」と話す。夢スタの第1号を決めた上村は、「もっといいサッカーをして、もっと皆さんに喜んでもらいたい」とコメント。ケガで離脱中である主将の金井も「スタジアムができ、今治の活性化につなげていきたいです。次のホームもまた完売となるよう、僕ら選手もいろいろな活動で貢献していきます」と意気込む。
FC今治の“夢”はこの日出航したが、まだ離岸しただけで港からも出られていない。大海原に乗り出すために、新しい目標を設定して、そこへと突き進んでいく。
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