WRCトルコ:競技2日目、シトロエンがトップ2独占。トヨタ勢は7〜9番手
2019年のWRC世界ラリー選手権第11戦トルコは9月13日、SS2〜7で争われる競技2日目が行なわれ、エサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)が総合首位につけた。総合2番手にはセバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)がつけ、シトロエン陣営がトップ2を占めている。
本格的なグラベル(未舗装路)ラリー幕開けとなったラリー・トルコの競技2日目、その最初のステージだったSS2からオジエやダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)、ポンタス・ティデマンド(フォード・フィエスタWRC)がタイヤトラブルに見舞われるなど、シリーズでもっとも過酷と評されるラリー・トルコがさっそく牙を剥いた。
そんな荒れた展開のラリー・トルコで、ラッピはSS3終了時点で総合首位に浮上すると、そこからは独走。最終的に17秒のリードを築いてポジションを守った。
「こんなステージを走ったことはない。少なくとも15回くらいはマシンをぶつけたと思う」とラッピ。
「そんな状況のなか、ヘアピンで一度エンジンストールした以外は大きなドラマもなく順調に走っている。もしこれがラリー・フィンランドだったら17秒のリードは安心できる材料だけど、ラリー・トルコではたとえ1分のリードを築いていても充分とは言えないよ」
ラッピに続く総合2番手にはSS2でタイヤトラブルがあったオジエが浮上した。SS2終了時点で首位と10.2秒差の総合7番手だったオジエは、続くSS3では総合3番手までポジションを上げると、その後は表彰台争いを展開。SS6で先行するアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)が後退したことで総合2番手に浮上した。
総合3番手にはドライバーズランキング2位につけるティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が続き、総合4番手にテーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)、総合5番手にミケルセンがつけた。
前戦ラリー・ドイチェランドで表彰台を独占したTOYOTA GAZOO Racing WRT勢は総合7〜9番手とやや苦戦。ポイントリーダーで先頭走者として“掃除役”を務めたオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)は途中パンクで80秒近いタイムロスもあり、トップと1分37秒4差の総合8番手となっている。
2019年のラリー・トルコ、競技3日目となる14日(土)はSS8〜13までの6SSが行なわれる。
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