【清水vs川崎プレビュー】リーグ前節の勝利で連敗を止めた清水…川崎はACL敗退の悔しさを力に変えたい
サッカーキング2017年9月15日(金)19時2分
リーグ前節、清水は北川航也が決勝点を挙げて甲府を1-0で下した。北川はC大阪戦でも2得点を挙げ勝利に貢献 [写真]=J.LEAGUE
■清水エスパルス 勝負強さが光るFW北川航也に期待
【プラス材料】
リーグ前節の甲府戦は1-0で勝利。7試合ぶりに無失点で抑え、連敗を3でストップした。苦しい展開の中で残留争いの直接のライバルに勝ち切ったことは、チームのムードという意味でも大きなプラスとなった。決勝点を決めた21歳のFW北川航也は、前回の勝利(第21節C大阪戦)でも逆転勝利に導く2得点を決めており、勝負強さが光っている。
また本来の2トップ、鄭大世とチアゴ・アウベスも全体練習に復帰しており、チアゴは今節で交代出場する可能性も十分にある。第8節の川崎戦では交代で入ったチアゴが終了間際に劇的な同点ゴールを決めており、川崎にとっては嫌な存在となるだろう。
川崎は、13日のACL準々決勝・浦和戦から中2日の試合となるため、清水が粘り強い戦いで終盤勝負に持ち込めれば、自ずと勝機は増してくるはずだ。
【マイナス材料】
今季ここまでフィールドプレイヤーとしては唯一フルタイム出場を続けてきた左サイドバックの松原后が警告累積で出場停止。彼のダイナミックな攻撃参加は清水の大きな武器であるだけに、それが失われるのは痛い。松原の代役は、右サイドバックの鎌田翔雅が移動して務める可能性が高いため守備面では問題ないが、攻撃では連携面も含めて松原と同じようにはいかないだろう。
また、右太ももの痛みで前節の甲府戦を欠場したボランチの竹内涼も、先発復帰できるか微妙な状況なので、以前のように六平光成を右サイドバックに回せない可能性もある。トップや左MFも含めて複数のポジションで選手の入れ替えが生じる可能性があり、そのなかでポゼッション能力がリーグ屈指の川崎からいかにボールを奪うか、ゴールを守るかという点も、不安要素の1つとなる。
文:totoONE編集部
■川崎フロンターレ リーグ前節の“神奈川ダービー”は完勝、チームの強みを継続して表現したい
【プラス材料】
“神奈川ダービー”となったリーグ前節は、横浜FMに3-0で完勝した。この勝利により2位に浮上して、首位・鹿島を追う状態が続いている。まずはチームの武器を再確認すべきだろう。しっかりとボールを保持しながら、相手の守備組織を動かし続ける。そして前線の流動性で崩す。守備では苦しい時間帯でも引いて守り続けるのではなく、強弱をつけて対応することだ。その意味で、横浜FM戦の完勝劇を受けての中村憲剛の言葉は印象的だった。
「3点目はショートカウンターだったけど、前から行くところと、しっかりと守るところのメリハリはあった。リーグ最小失点の横浜FMから3点取れたということは、今のサッカーが間違っていないという自信にもなる。自分たちのプレーを体現できた」
13日に浦和に1-4で敗れ、2戦合計スコアでACL敗退が決まったが、残る国内3冠を目指して、気持ちを切り替えて臨む一戦となる。
【マイナス材料】
最大の懸念材料は、チームのコンディションだろう。
13日に行われたACL準々決勝2ndレグの浦和戦で数的不利の状況に陥り、後半45分以上をプレーした末の敗退。心身ともにダメージが大きい敗戦だったことは容易に想像できる。今季リーグ戦では4敗を喫しているが、そのうち3敗がACL直後の試合となっている。清水との前回対戦では劇的な展開で引き分けに持ち込まれており、苦戦が予想されるのは覚悟しておくべきだろう。
浦和戦翌日、主力組はリカバーで切り上げたため、メンバー編成は現時点では読めない。ただ中2日で迎える3連戦目だけに、メンバーの入れ替えを行う可能性も十分にあるだろう。浦和戦で右足を痛め、後半途中に下がった大島僚太の先発が難しいようであれば、中村憲剛のボランチか森谷賢太郎の起用などが考えられそうだ。
文:いしかわごう
【プラス材料】
リーグ前節の甲府戦は1-0で勝利。7試合ぶりに無失点で抑え、連敗を3でストップした。苦しい展開の中で残留争いの直接のライバルに勝ち切ったことは、チームのムードという意味でも大きなプラスとなった。決勝点を決めた21歳のFW北川航也は、前回の勝利(第21節C大阪戦)でも逆転勝利に導く2得点を決めており、勝負強さが光っている。
また本来の2トップ、鄭大世とチアゴ・アウベスも全体練習に復帰しており、チアゴは今節で交代出場する可能性も十分にある。第8節の川崎戦では交代で入ったチアゴが終了間際に劇的な同点ゴールを決めており、川崎にとっては嫌な存在となるだろう。
川崎は、13日のACL準々決勝・浦和戦から中2日の試合となるため、清水が粘り強い戦いで終盤勝負に持ち込めれば、自ずと勝機は増してくるはずだ。
【マイナス材料】
今季ここまでフィールドプレイヤーとしては唯一フルタイム出場を続けてきた左サイドバックの松原后が警告累積で出場停止。彼のダイナミックな攻撃参加は清水の大きな武器であるだけに、それが失われるのは痛い。松原の代役は、右サイドバックの鎌田翔雅が移動して務める可能性が高いため守備面では問題ないが、攻撃では連携面も含めて松原と同じようにはいかないだろう。
また、右太ももの痛みで前節の甲府戦を欠場したボランチの竹内涼も、先発復帰できるか微妙な状況なので、以前のように六平光成を右サイドバックに回せない可能性もある。トップや左MFも含めて複数のポジションで選手の入れ替えが生じる可能性があり、そのなかでポゼッション能力がリーグ屈指の川崎からいかにボールを奪うか、ゴールを守るかという点も、不安要素の1つとなる。
文:totoONE編集部
■川崎フロンターレ リーグ前節の“神奈川ダービー”は完勝、チームの強みを継続して表現したい
【プラス材料】
“神奈川ダービー”となったリーグ前節は、横浜FMに3-0で完勝した。この勝利により2位に浮上して、首位・鹿島を追う状態が続いている。まずはチームの武器を再確認すべきだろう。しっかりとボールを保持しながら、相手の守備組織を動かし続ける。そして前線の流動性で崩す。守備では苦しい時間帯でも引いて守り続けるのではなく、強弱をつけて対応することだ。その意味で、横浜FM戦の完勝劇を受けての中村憲剛の言葉は印象的だった。
「3点目はショートカウンターだったけど、前から行くところと、しっかりと守るところのメリハリはあった。リーグ最小失点の横浜FMから3点取れたということは、今のサッカーが間違っていないという自信にもなる。自分たちのプレーを体現できた」
13日に浦和に1-4で敗れ、2戦合計スコアでACL敗退が決まったが、残る国内3冠を目指して、気持ちを切り替えて臨む一戦となる。
【マイナス材料】
最大の懸念材料は、チームのコンディションだろう。
13日に行われたACL準々決勝2ndレグの浦和戦で数的不利の状況に陥り、後半45分以上をプレーした末の敗退。心身ともにダメージが大きい敗戦だったことは容易に想像できる。今季リーグ戦では4敗を喫しているが、そのうち3敗がACL直後の試合となっている。清水との前回対戦では劇的な展開で引き分けに持ち込まれており、苦戦が予想されるのは覚悟しておくべきだろう。
浦和戦翌日、主力組はリカバーで切り上げたため、メンバー編成は現時点では読めない。ただ中2日で迎える3連戦目だけに、メンバーの入れ替えを行う可能性も十分にあるだろう。浦和戦で右足を痛め、後半途中に下がった大島僚太の先発が難しいようであれば、中村憲剛のボランチか森谷賢太郎の起用などが考えられそうだ。
文:いしかわごう
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