矢野阪神 シーズン終盤にミス連発の醜態 浮き彫りになる「指揮官の問題」とは
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阪神は18日のヤクルト戦(甲子園)に0ー1と敗れた。大事なCS争いのさなかに球団ワーストを更新する今季26度目の完封負けに守乱も重なり、猛虎ファンのストレスはマックスに達している。
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この日はヤクルト打線を上回る6安打をマークしながら、初回の大山の三ゴロ併殺に象徴されるように拙攻を続けた。
さらに厳しい目を向けられたのは守備にもあった。3回二死二塁とし、迎えたバッターは塩見。放った打球はショート正面へ、平凡なゴロに見えたが、これを中野がワンバウンド送球でエラーにすると、さらに6回だ。先頭の塩見を遊ゴロに打ち取ったかと思われたが、またも中野が悪送球。今度は送球が高く抜け、無死二塁とされると、続く山崎の送りバントを藤浪が送球先に迷い、一塁へ送ったがこれも痛恨の悪送球。この間に決勝点を奪われるという泥沼の試合展開となった。
矢野監督は中野のエラーに関して「スローイングのミスというのはやっぱり減らしていかないと。あまりにもったいない」と苦言。これで藤浪のエラーも含め、チーム82失策とし、リーグワーストとなった。
過去4年も12球団一の失策数を記録した。矢野監督の在任中に結局、この「悪癖」改善には至らなかった。ミスが減らない要因はどこにあるのか。
「どの球団でもいわれることですが、レギュラーを獲るには打てなくても安定した守備力がないと厳しいといわれています。特に阪神は安定した投手力がウリ。その意味でも守りを固めることが最重要課題ですが、矢野政権下においては攻撃的布陣などという言葉を用いて、守備を軽視しているとも思えるシチュエーションがしばしばあった。そういったことも選手の意識に影響したのではないか」(球界関係者)
先発、リリーフ共に充実のピッチングスタッフは12球団一ともいわれている。それでもこの成績に甘んじているのは、攻撃面に加え、失策が多いことで「守り勝つ野球」ができていないこと、選手の守備への意識を高められなかった首脳陣に厳しい目が向けられている。
残り6試合。間違いないのはこの日のような戦いを続ける限り、目指す「CS切符」は手に入らないこと。矢野監督のラストシーズン、真の意味での「集大成」を見たいとファンも望んでいるはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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