互いに連勝スタート…リヴァプール対アーセナルについて知っておきたい7つのこと
サッカーキング2020年9月28日(月)18時36分
28日に対戦するリヴァプールとアーセナル [写真]=Getty Images
28日に行われるプレミアリーグ第3節では、リヴァプールとアーセナルが激突する。両チームは8月29日に行われたコミュニティーシールドで対戦。『ウェンブリー・スタジアム』で繰り広げられた激闘は、PK戦を制したアーセナルに軍配が上がった。あれから1カ月。リヴァプールの本拠地『アンフィールド』での一戦を制するのは果たしてどちらになるのか。ここでは注目の一戦について、知っておきたい7つのトピックを紹介する。
1. 昨季も“第3節”で対戦
両チームは昨季も“プレミアリーグ第3節”で対戦した。今回と同じく『アンフィールド』で行われた一戦は、リヴァプールが3-1で勝利。勢いに乗った彼らは開幕8連勝を達成し、独走状態を築いた。一方、敗れたアーセナルは12月までアウェイで勝つことができず、その間に監督交代を行う羽目となった。明暗分かれた両者の再戦はどんな結末を迎えるのか。開幕2連勝同士の激突となるのは昨季と全く同じ。アーセナルは2004-05シーズン以来となる開幕3連勝を目指す。
2. “鬼門”アンフィールドでの一戦
アーセナルは『アンフィールド』を苦手としている。同スタジアムでのプレミアは最近7試合に未勝利(2分け5敗)、すべてのゲームで複数失点を喫している。プレミア通算では28試合を戦って14敗。アーセナルがこれより多く敗戦を記録しているスタジアムは、マンチェスター・Uの本拠地である『オールド・トラッフォード(16敗)』だけだ。しかし『オールド・トラッフォード』ではここ2試合連続で引き分けているのに対し、『アンフィールド』では4連敗中。まさに鬼門の地となっている。ただし、アーセナルが『アンフィールド』で最後に勝った2012-13シーズンの第3節に、現指揮官のミケル・アルテタ監督はフル出場している。
3. ホーム無双のリヴァプール
ホームゲームは圧倒的な強さを誇るリヴァプール。プレミアにおける最後の敗戦は2017年4月のクリスタル・パレス戦で、現在は60試合連続で無敗を維持している(49勝11分け)。プレミアリーグでこれを上回るのは、2004年から2008年にかけてチェルシーが成し遂げたホーム86試合無敗。イングランドのトップリーグを振り返っても、リヴァプール自身が1978年から1980年にかけて記録したホーム63試合無敗しかない。ちなみにアルテタ監督はこれが『アンフィールド』での初采配となるが、同スタジアムでの初陣を制したアーセナルの指揮官は1947年のトム・ウィタカー氏まで遡る。若き指揮官は73年ぶりの偉業を成し遂げることができるだろうか。
4. アルテタ体制では勝率100%
『アンフィールド』を苦手とするアーセナルだが、アルテタ体制発足後はリヴァプールに2戦2勝と勝率100%を誇る。今年7月に行われたプレミアリーグでは、すでに優勝を決めていたリヴァプールを相手にホームで2-1の勝利を収めた。そして8月のコミュニティーシールドでも、PK戦を5-4で制してタイトルを獲得。この試合で勝ち点3を獲得すれば、対リヴァプール戦で10年ぶりの3連勝となる。
5. 1試合平均4.9ゴール
勝敗はともかく、両チームの試合は打ち合い必至だ。特にユルゲン・クロップ監督がリヴァプールを率いるようになってからは、公式戦11度目の対戦すべてでゴールが生まれており、総得点数は「54」を数える。1試合平均で4.9ゴールも決まっているのだ。昨季のカラバオ・カップ4回戦では互いに5ゴールを挙げて、PK戦までもつれる激闘を演じた(結果はリヴァプールが5-4で勝利)。今季のプレミアでも、両チームは開幕から2試合連続で複数得点を挙げているだけに、今回もハイスコアのゲームが期待できる。
6. 試合を裁くのは“あの”主審
主審の発表にアーセナル・ファンは顔をしかめたかもしれない。この試合を担当するのが、クレイグ・ポーソン氏だからだ。同氏が主審を担当した昨年12月のアーセナル対チェルシーでは、“疑惑の判定”が大きな話題に。1ゴール1アシストの活躍でチェルシーを逆転勝利に導いたジョルジーニョには、イエローカードが出て退場になっても不思議ではないファールがあったが、お咎めがなかったからだ。ポーソン氏がアーセナル戦の主審を担当するのは、その試合以来のこと。そのレフェリングには大きな注目が集まるだろう。なお、同氏がリヴァプール対アーセナルを担当するのは今回が2度目となるが、2017年8月の一戦は、リヴァプールが4-0で勝利を収めている。
7. 予想オッズは?
日本時間28日正午現在、英国大手ブックメーカーの『ウィリアム・ヒル』はリヴァプールの勝利に「1.5倍」、アーセナルの勝利に「6.5倍」、ドローに「4.5」倍というオッズを付けている。チアゴという新たな中核を得たリヴァプールが、3年半も負けていないホームで勝ち点を落とす可能性は少ないと予想するのは当然だろう。しかし先週行われたカラバオ・カップをリヴァプールより1日早い水曜日に戦い、日程的にはアドバンテージを得ているアーセナルが、3カ月連続でディフェンディングチャンピオンを倒す可能性も十分にある。開幕3連勝を飾るのか果たしてどちらのチームか。マンデー・ナイトのビッグマッチの行方から目が離せない。
(記事/Footmedia)
1. 昨季も“第3節”で対戦
両チームは昨季も“プレミアリーグ第3節”で対戦した。今回と同じく『アンフィールド』で行われた一戦は、リヴァプールが3-1で勝利。勢いに乗った彼らは開幕8連勝を達成し、独走状態を築いた。一方、敗れたアーセナルは12月までアウェイで勝つことができず、その間に監督交代を行う羽目となった。明暗分かれた両者の再戦はどんな結末を迎えるのか。開幕2連勝同士の激突となるのは昨季と全く同じ。アーセナルは2004-05シーズン以来となる開幕3連勝を目指す。
2. “鬼門”アンフィールドでの一戦
アーセナルは『アンフィールド』を苦手としている。同スタジアムでのプレミアは最近7試合に未勝利(2分け5敗)、すべてのゲームで複数失点を喫している。プレミア通算では28試合を戦って14敗。アーセナルがこれより多く敗戦を記録しているスタジアムは、マンチェスター・Uの本拠地である『オールド・トラッフォード(16敗)』だけだ。しかし『オールド・トラッフォード』ではここ2試合連続で引き分けているのに対し、『アンフィールド』では4連敗中。まさに鬼門の地となっている。ただし、アーセナルが『アンフィールド』で最後に勝った2012-13シーズンの第3節に、現指揮官のミケル・アルテタ監督はフル出場している。
3. ホーム無双のリヴァプール
ホームゲームは圧倒的な強さを誇るリヴァプール。プレミアにおける最後の敗戦は2017年4月のクリスタル・パレス戦で、現在は60試合連続で無敗を維持している(49勝11分け)。プレミアリーグでこれを上回るのは、2004年から2008年にかけてチェルシーが成し遂げたホーム86試合無敗。イングランドのトップリーグを振り返っても、リヴァプール自身が1978年から1980年にかけて記録したホーム63試合無敗しかない。ちなみにアルテタ監督はこれが『アンフィールド』での初采配となるが、同スタジアムでの初陣を制したアーセナルの指揮官は1947年のトム・ウィタカー氏まで遡る。若き指揮官は73年ぶりの偉業を成し遂げることができるだろうか。
4. アルテタ体制では勝率100%
『アンフィールド』を苦手とするアーセナルだが、アルテタ体制発足後はリヴァプールに2戦2勝と勝率100%を誇る。今年7月に行われたプレミアリーグでは、すでに優勝を決めていたリヴァプールを相手にホームで2-1の勝利を収めた。そして8月のコミュニティーシールドでも、PK戦を5-4で制してタイトルを獲得。この試合で勝ち点3を獲得すれば、対リヴァプール戦で10年ぶりの3連勝となる。
5. 1試合平均4.9ゴール
勝敗はともかく、両チームの試合は打ち合い必至だ。特にユルゲン・クロップ監督がリヴァプールを率いるようになってからは、公式戦11度目の対戦すべてでゴールが生まれており、総得点数は「54」を数える。1試合平均で4.9ゴールも決まっているのだ。昨季のカラバオ・カップ4回戦では互いに5ゴールを挙げて、PK戦までもつれる激闘を演じた(結果はリヴァプールが5-4で勝利)。今季のプレミアでも、両チームは開幕から2試合連続で複数得点を挙げているだけに、今回もハイスコアのゲームが期待できる。
6. 試合を裁くのは“あの”主審
主審の発表にアーセナル・ファンは顔をしかめたかもしれない。この試合を担当するのが、クレイグ・ポーソン氏だからだ。同氏が主審を担当した昨年12月のアーセナル対チェルシーでは、“疑惑の判定”が大きな話題に。1ゴール1アシストの活躍でチェルシーを逆転勝利に導いたジョルジーニョには、イエローカードが出て退場になっても不思議ではないファールがあったが、お咎めがなかったからだ。ポーソン氏がアーセナル戦の主審を担当するのは、その試合以来のこと。そのレフェリングには大きな注目が集まるだろう。なお、同氏がリヴァプール対アーセナルを担当するのは今回が2度目となるが、2017年8月の一戦は、リヴァプールが4-0で勝利を収めている。
7. 予想オッズは?
日本時間28日正午現在、英国大手ブックメーカーの『ウィリアム・ヒル』はリヴァプールの勝利に「1.5倍」、アーセナルの勝利に「6.5倍」、ドローに「4.5」倍というオッズを付けている。チアゴという新たな中核を得たリヴァプールが、3年半も負けていないホームで勝ち点を落とす可能性は少ないと予想するのは当然だろう。しかし先週行われたカラバオ・カップをリヴァプールより1日早い水曜日に戦い、日程的にはアドバンテージを得ているアーセナルが、3カ月連続でディフェンディングチャンピオンを倒す可能性も十分にある。開幕3連勝を飾るのか果たしてどちらのチームか。マンデー・ナイトのビッグマッチの行方から目が離せない。
(記事/Footmedia)
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