巨人・岡本 指揮官が指摘する「中田を抜けない理由」とは
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10月1日、2日のDeNA戦(横浜)と決戦を控える巨人は29日、ジャイアンツ球場で練習。全体練習前には原監督がナインを集め訓示した。
CS逆転進出へは、残り2試合に勝利が必須条件となる。阪神、広島の結果次第ともなるが「あと2試合で終わるのか、あるいはもう少し長く戦えるのか。2試合にかける思いをしっかり持って戦おうということを言いました」と原監督。
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各ナインも気持ちを引き締める中、若き主砲の岡本和も闘志を高めている。昨年は故障でCSに出場できなかったとあって、「出て貢献したい」と腕をぶしている。
一時は不振にあえいでいた岡本和も9月の打率は・324と復調気配。CS切符に向け、大暴れが期待されている。
レギュラーシーズン、残り2試合。8月中旬から中田に明け渡した「4番の座」にも注目が集まるが、ここは「4番・中田」に託しそうだ。
原監督は元巨人でかつてはヘッドコーチとして原政権を支えた岡崎郁氏のYouTubeチャンネル「アスリートアカデミア」に出演。9月下旬に更新された動画内で4番起用について語っている。
4番に求める条件としては「やっぱり4番バッターというのは、ファンが決めるものよ」としながら、続けて「じゃあ一番頼りがいのあるのは(誰かといえば)、まだ(中田)翔を、今年の(岡本)和真は抜けてないと思いますね」とキッパリ。8月11日の中日戦から第91代4番を務める中田に信頼を寄せている様子を見せたのだ。
具体的には中田の良さとして「追い込まれてからのバッティング」、「ポイントに1番近いところで打てている」点をあげ、その打撃技術を高く評価した。
現在の岡本和についてはこんな声もある。
「打率はだいぶ戻してきたが、得点圏、好機のときに1本が出ない。そのあたりで4番打者としては中田との差を感じる」(球界関係者)
現在4番の中田は9月の打率・230ながら、8本塁打、21打点。得点圏打率は・438を記録している。一方の岡本和は9月の打率・324ながら5本塁打、7打点、得点圏打率は・250となっている。
打点、得点圏打率の数字の違いが「チームの信頼感」に影響しているという見方もある。
昨季は全試合4番としてフル出場。2年連続本塁打、打点の二冠に輝くなど、飛躍の年となった。一方でチームはV逸。迎えた今年、V奪回の立役者となるべく活躍が期待されるも、本人にとっても不完全燃焼のシーズンとなっている。
いずれにせよ、泣いても笑ってもレギュラーシーズンは残り2試合。戦力を結集しなければ、勝ち上がりは難しい。悔しい思いをここで晴らせるか。岡本和のバットにも注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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