ロバンペラ「単純なコーナーでミス」を犯し無念のクラッシュ/WRC第10戦フィンランド デイ2後コメント
10月2日、WRC世界ラリー選手権第10戦フィンランドは競技2日目に移行。このデイ2はSS7〜15が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)が前日の総合3番手から首位に浮上した。総合8番手につけていた勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)はSS8でコースオフを喫しデイリタイアとなっている。そんな『ラリー・フィンランド』のデイ2を終えたトヨタ、ヒュンダイの両陣営からドライバーコメントが発表された。
■Mスポーツ・フォードWRT
●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合6番手
「今日についてはとても満足している。掃除役を務めることは僕にとってとてもよい学びになったし、自分自身についても満足できる瞬間があった」
●アドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合7番手
「午前中はよりタフだったが、午後はとても楽しめた。何度か大ジャンプができたし、改善できたこともあった。このステージをやり遂げたいといつも思っていた。発見がたくさんあったよ!」
※ともにSS15終了直後のコメント
■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/リタイア
「すべてが順調だったが、(SS14の)ステージに入って数kmのところの高速左コーナーに溝があり、ラジエーターを損傷してしまった。すぐに水圧アラームが出て、その後3つのコーナーを走ったら温度がどんどん高くなっていくのを目にした」
「それで最後まで進むのは難しいことが分かったんだ。問題を解決しようとベストを尽くしたが、漏れがひどすぎてリタイアしなければならなかった」
「良い日だったのに残念なことだ。不運なことに僕たちにできることは何もなかった」
●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合2番手
「今日はペースがかなり良かった。すべてのステージで懸命に取り組んだよ。午後はグリップが高くなったので、マシンの制御がより楽になり、もう少しプッシュすることができた」
「エルフィン(・エバンス)にできるかぎりのプレッシャーを与えて、ハードにプッシュしようとしていた。もし彼が優勝できたら、その勝利が彼にふさわしいものになるようにね。でも明日の朝にまずやることは、優勝を目指して最高のバトルをすることだ」
●クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合3番手
「自分たちがこれまでやってきたことを本当に誇りに思っている。ミスをせず一貫性を保ちながら、2日間をやりきったんだ。そのことについては満足せずにはいられないよ」
「トップ2に対してタイムを失ってしまったことには少々フラストレーションが募るが、今日は彼らが少しの余裕を持つ日だったというだけだろう」
「明日は短い1日だが、それでも注意を払うべき日だ。また表彰台に上がって、3戦連続の表彰台獲得ということにしたいね。僕とポール(・ネイグル/コドライバー)にとって素晴らしいことになるよ。それを楽しみにしている」
■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合5番手
「昨日からの困難な状況が今朝も続き、スピードは前日とほとんど変わらなかった。チャンピオンシップのことを考え過ぎてしまい、勇敢さが少し足りていなかったようにも思う」
「しかし、昼のサービスでセットアップを変更したところ、より楽しく走れるクルマになった。それによって自信もついたし、依然として出走順が早めだったことを考えれば、タイムも充分良かったと思うので、ポジティブに捉えることができるよ」
「少なくとも、ラリー序盤にペースが不足していた理由はわかり、解決策を見出すことができたといえる。エルフィン(・エバンス)は非常に力強くラリーを戦っており、チャンピオンシップについてもポイント差を縮めることができるだろう」
「それでも、明日はパワーステージが控えているので、僕としては少しでもポイントを挽回したいと思っている」
●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合2番手
「今晩はとてもハッピーな気分だ。今日はとても好調で、朝から調子が良く、クルマも良かったので、とにかくいいリズムを保つことに集中した」
「昨日の時点ではあまりうまくいっていなかった部分を改善するため、昨晩のサービスで少し小変更を施したんだ。その結果、かなり自信を持って乗れるクルマになったので、プッシュもしやすくなった」
「午後のいくつかのステージでは少しタイムを失ってしまったが、全体的には満足のいく1日だった。明日はまだ4本ステージが残っているので、ひとつひとつのステージを集中して走り、今日までと変わらぬ戦いを続けるつもりだ」
●カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイリタイア
「今朝の最初の2、3ステージは、昨日と同じように道幅が広いセクションではかなりトリッキーで、グリップレベルもかなり低く、自分のセットアップやドライビングにはあまり合っていなかった」
「3本目のステージは、テクニカルでグリップレベルも高かったので、すぐにフィーリングが良くなり、とてもいいタイムを出すことができた。しかし、次のステージでは非常に単純なコーナーでミスをしてしまった」
「思っていたよりも深くコーナーのイン側に切り込んでしまい、クルマがイン側方向にスライドしてしまったんだ。スピンしないように何とか立て直そうとしたのだけど充分なスペースがなく、道の反対側にあった砂の山に突っ込んでしまった」
「自分にとってはトリッキーな週末になってしまったが、明日は再出走できることを願っているよ」
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