大谷翔平、空前絶後の受賞ラッシュを予感させる“快挙”! 米老舗誌がMVPに選出「前例のないレベルの支配力」
打っても、投げても、メジャートップクラスの数字を叩き出した大谷。その存在感は常に強大だった。(C)Getty Images
アメリカン・リーグのレギュラーシーズンが終了してから1日。大谷翔平(エンゼルス)が早くも“MVP”を手にした。
現地10月2日、1980年に創刊された米老舗野球専門誌『Baseball America』は、今シーズンのMVPに大谷を選出。2年ぶり2度目の受賞となったのだが、同誌が同一選手を複数回に渡って選ぶのは、マイク・トラウト(エンゼルス/4回)、アレックス・ロドリゲス(ヤンキースなど/3回)とバリー・ボンズ(ジャイアンツなど/3回)に次ぐ史上4人目の快挙となった。
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必然の受賞ではある。打ってはア・リーグ最多の44本塁打で日本人史上初の本塁打王に君臨。そのほかでも打率.304、95打点、OPS1.066を叩き出した。一方で投げても2年連続2桁勝利となる10勝(5敗)を挙げ、防御率3.14、167奪三振、WHIP1.06といずれもエース級のスタッツを記録。まさに異次元の数字を居並べた。
惜しくもシーズン終盤に右肘側副靭帯の損傷と右脇腹痛によって離脱。異能のシーズンは、どこか歯がゆい結末となった。それでも米メディアでの評価は揺るがない。MVPに選出した同誌のカイル・グラサー記者は「ショウヘイ・オオタニは今シーズンに何が可能なのかを再定義し続けた」と指摘。そして、こう断じた。
「今シーズンのオオタニは球界で最も危険な打者であると同時に、リーグで最も打たれにくい投手でもあった。彼でさえ到達したことのなかった、前例にないレベルの支配力を発揮した。間違いなく最優秀のメジャーリーガーとしてふさわしい」
ちなみに大谷が2年前に同誌のMVPを手にした際は、MLBのMVPやシルバースラッガー賞など空前絶後の受賞ラッシュ。世界を驚かせた。
はたして、異能さが際立った今シーズンはどうなるか。オフも二刀流スターの話題は尽きなそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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