J2山形 FWディサロ燦シルヴァーノが4戦連発…今季初5連勝でプレーオフ圏内へ1差
前半2分に先制点を決め、ゴールパフォーマンスのレレマスクのポーズをつくる山形・ディサロ(カメラ・有吉 広紀)
◇明治安田J2リーグ 第34節 山形2-0山口(6日・KDスタ)
モンテディオ山形は山口に2―0で勝って今季初の5連勝。FWディサロ燦(あきら)シルヴァーノ(28)が前半2分、4戦連発となる先制弾を決めた。これで昇格プレーオフ(PO)圏内の6位まで勝ち点1差に迫った。
電光石火の先制弾だ。前半2分、FKの流れから山形・ディサロが頭で合わせたボールは、ゴール左へ吸い込まれた。「(アシストしたMF高江)麗央がいいボールを入れてくれて、相手より先に(ボールに)触れた。自分でも完璧だったなと思います」と自画自賛だ。得点後は中指と薬指を交差させて広げた右手を口の前に置くレレマスクポーズのパフォーマンスで喜びを表した。同12分には高江が追加点を挙げ、その後は粘り強い守備で完封勝ちだ。
今年6月、J1湘南から完全移籍で加入。ここまで10試合6得点、これで4戦連発と好調だ。「シュートのとき、冷静に状況判断できている」と分析しながら、「練習からみんな一つになって、目の前の試合に集中してやれている」とチームの雰囲気もいいと振り返った。試合中もトップ下のMF土居聖真(32)と時折ポジションを入れ替えながら巧みにボールを引き出し、何度も好機を演出した。
ディサロ加入当時、チームは24試合を消化して勝ち点29の14位、得点23と苦しんでいた。しかしディサロ、そしてJ1鹿島から地元へ戻ってきた土居の2人がともにスタメン出場した25節以降、計10戦で8勝1分け1敗、22得点をマーク。この日の白星で順位を7位に上げ、6位仙台まで勝ち点1差とPO出場が射程圏内となった。次節20日はJ2優勝が懸かる清水とアウェーで当たるが、ディサロは「勝ちます」と力強く宣言。J1昇格の“救世主”として得点を重ね、ゴールパフォーマンスを何度も披露する。
(有吉 広紀)
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この日の山口戦はU―23マーケティング部プロデュースデーとして、「ヒラメキパーク~可能性はムゲンダイ~」をテーマに子どもたちが主役となるブースが数多く開かれた。
「果物まるごとジュースだモン!」ではりんごとなしの2種類を用意し、子どもたちが自らの手でジューサーを使って生搾りジュースを作る工程を体験。山形市内から来た8歳と3歳の女児は「(絞るのが)楽しかった」「ジュースおいしかった」と感想を語った。またスタジアムの電光掲示板も黒板のようなデザインとなり、選手紹介などで使われた。
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