中日のドラフト1、2位は誰を指名すべき?深刻な貧打でも「投手を強化した方がいい」と球界OBが提言する理由とは
打線が課題なのは間違いないが…中日はドラフトでどんな判断をするのか(C)Getty Images
中日は10月3日に行われた巨人戦(バンテリンドーム)で2023年シーズンの全日程を終了。今季は56勝82敗5分けの成績で、球団史上初となる2年連続最下位に沈んだ。
【関連記事】「この打線では来季も厳しい」2年連続最下位の中日に球団OBが本音 FAで補強すべきとした選手とは?
チームは今季も貧打に泣いた。昨オフには現役ドラフトでDeNAから細川成也、外国人補強では3年ぶりに復帰したソイロ・アルモンテ、メジャー通算41本塁打で主軸として期待されたアリスティデス・アキーノ、内野ならどこでも守れるオルランド・カリステを獲得するなど野手補強を行った。しかし、チーム打率.234、390得点、71本塁打はいずれもリーグワーストを記録。細川は24本塁打を放つなど移籍を機に覚醒したが、期待された新外国人選手は不発に終わった。
課題である打撃強化のため、今オフも様々な補強が予想されているが、球界OBは中日のドラフト戦略について自身の見解を示している。現役時代にヤクルトで守備職人として活躍した宮本慎也氏がYouTubeチャンネル『野球いっかん!』に出演し、中日がドラフト会議での補強ポイントについて語った。
宮本氏は動画内で「ドラフトは最下位だったので、良いピッチャーが獲れる。ここで野手にいかないことです。とにかく今の布陣でもう少し打てるようにして、とりあえず投手を強固にしていった方がいい」と語った。今年のドラフトの2巡目指名はセ・リーグの最下位球団から始まるため、中日が最初に指名することができる。宮本氏はドラフト1位、2位で投手を指名するべきという自身の見解を示した。
今年のドラフトは細野晴希(東洋大)、常廣羽也斗(青山学院大)、西舘勇陽(中央大)、古謝樹(桐蔭横浜大)などが名を連ね、大学生投手が“豊作”という見方が強い。
打撃陣が課題の中日だが、宮本氏は「特にショートでドラフトの時点ですぐ使える選手がいるかと言われると、僕は中々見当たらない。ドラゴンズは野手を指名すると普通は思うんですけど、絶対ピッチャーです。(野手は)ドラフト3位くらいで残っている選手の中で、上手くハマってくれればいいと思う」と語った。
今月26日に開催されるドラフト会議。中日がどんな指名をしてくるのかに注目したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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