原巨人 FA戦線で狙う「隠し玉」 CSの行方を注視する「理由」とは
(C)Getty Images
活性化するFA市場である選手の動向が注目を集めている。
「今季国内FA権を取得した阪神左腕の岩貞です。今季はリリーバーとしてリード時だけでなく、同点、ビハインドの場面を含む、様々なシチュエーションで力を発揮している。かつては先発も務めたことで使い勝手のいい選手として各球団、動向を調査しているようです」(放送関係者)
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今季は中継ぎとして53試合に登板し、2勝1敗11ホールド、防御率2・57。DeNAと戦ったCSファーストステージでも第1、3戦に登板し、特に第3戦では5回から1回と3分の2を無安打無失点に抑え勝利投手となった。
阪神では湯浅、浜地といったイキのいいリリーバーに注目が集まったが、終盤の阪神の追い上げには岩貞が安定した力を発揮したことも要因の一つにあがる。
左腕のリリーバーは貴重、さらにチームでは投手陣のまとめ役を務めるなど人柄も評価されている。そんな岩貞が宣言したら、争奪戦となることも予想される。
熱視線を向けているのは、宿敵・巨人にもあるという。
今季は先発陣が崩れ、救援陣も粘れない中、シーズン中には原監督も「左のセットアップがもう一人欲しい」と口にしたこともあった。先発左腕には今季不振に終わった高橋優貴がいるが、先発、中継ぎもこなせる岩貞の存在は魅力的といえるだろう。
さらにチームでは投手陣立て直しのため、阪神のエース格、西勇獲りもささやかれている。
5年ぶりのBクラスに沈み、「とにかく勝つことだけに集中する」と勝利至上主義を掲げる原巨人が果たして今オフ、どんな補強に打って出るのか。各球団、戦々恐々とその動向を見守っているという。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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