西田明央を戦力外のヤクルト 心配される捕手不足はFAでカバー?
今オフは坂本(写真)や大城、甲斐などFA捕手が多いが…(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
ヤクルトは10月10日、西田明央に戦力外通告したことを発表。強肩強打の捕手として14年間チームを支えたが、今シーズンは打率.136、0本塁打、2打点と結果を残せなかった。年齢や成績を鑑みるとヤクルトの判断は理解できるが、一方で経験豊富な捕手を手放す不安も残る。というのも、ヤクルトは捕手事情が充実しているとは言えないからだ。
【関連記事】山田哲人とドラフト同期の32歳 ヤクルトが西田明央に戦力外通告 2020年に小川泰弘の「ノーノー」支えた“献身的”捕手
ヤクルトの正捕手として長年出場を続けていた中村悠平は、6月中旬に上半身のコンディション不良で、8月の上旬に下半身の負傷で二度抹消されている。二番手捕手として首脳陣から期待されていた内山壮真は、近日中に腰の手術を受けることを決断した。リハビリ期間などを考慮すると来シーズンの開幕に間に合うのかは微妙なラインである。
昨季38試合に出場して打率.294とハイアベレージを残した古賀優大も、今季は下半身のコンディション不良で1軍の出場は無し。2軍でも9月29日のオイシックス戦に出場した1試合のみ。現在フェニックスリーグには出場しているが、1年を通して戦い抜けるのかは未知数だ。
目立った怪我も無くシーズンを駆け抜けた捕手は松本直樹くらい。松本はキャリアハイとなる60試合に出場して、打率.269とバットでも貢献したことは好材料だろう。それでも、一時は2軍に捕手が1人しかいないこともあり、捕手不足に陥りやすい事実は変わらない。
苦しい捕手事情がありながらも西田を手放した背景には、今季FA権を取得した捕手が多いこともあるか。ソフトバンクの甲斐拓也、巨人の大城卓三、中日の木下拓哉、阪神の坂本誠志郎など、実績十分のキャッチャーがずらりと並ぶ。ヤクルトは争奪戦に参加して捕手不足を補ってもおかしくない。
そうなった場合、誰を狙うのか。ヤクルトはチーム防御率がリーグワーストの3.64だったため、リード面に定評があり、なおかつセ・リーグの事情に詳しい坂本が適任だと考えられる。ヤクルトがFA権を取得したキャッチャーにどのようなアプローチを見せるのか注目したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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