【清水vs柏プレビュー】降格圏との勝ち点差を広げたい2チームが激突…前回対戦は清水が接戦を制する
サッカーキング2021年10月16日(土)0時42分
[写真]=小林渓太、森優斗
■清水エスパルス 本領を発揮し始めた攻撃陣。2試合連続複数得点の可能性も
【プラス材料】
前節は好調なアビスパ福岡に対して内容的にも手応えのある戦いを見せて2-1で勝ち、直近の3試合は2勝1敗。その前の8試合勝てなかった時でも自分たちがプランした試合運びはできていたので、そこに結果がついてくれば、より冷静な試合運びができるようになるだろう。
また、エースのFWチアゴ・サンタナがここ5試合で4得点と好調を維持。ケガから復帰したFWカルリーニョス・ジュニオも福岡戦でキレのあるプレーを見せ、自ら決勝点を決めた。FW藤本憲明もT・サンタナや周囲との関係性が向上し、より力を発揮しつつある。現状では2点以上取らないと勝ちきることは難しいが、複数得点できる力が出てきているのも大きい。
守備陣では長期離脱していたDF鈴木義宜が福岡戦で約4カ月ぶりに出場。そこから3バックに変わって終盤の逃げきりに貢献したのもプラス材料だ。
【マイナス材料】
9試合連続でフル出場してきたボランチのMF松岡大起が累積警告により出場停止となったのは痛い。特に中盤でボールを刈り取るという面ではマイナス要素となり、良い形でボールが奪えなければ攻撃にも影響する。
ここまで11試合無失点のゲームがなく、福岡戦でも2-0から終盤に1点を返されて余裕がなくなった。データ的にも後半の失点が多く(45失点のうち30失点)、特にラスト15分の失点が15点(全失点の3分の1)と目立つ。終盤は少し息ぎれしている傾向があり、最後まで守りきる力という面で課題が継続している。
また、得点力の面は当たり外れがあり、直近の10試合は無得点が4回。特定の個人に頼ることなくコンスタントにゴールを奪っていくという意味では、まだ安定した力を発揮できているとは言えない。
文:totoONE編集部
■柏レイソル 両翼の活躍で攻撃の迫力が増加。今度こそ内容と結果を両立できるか
【プラス材料】
以前はカウンター以外の攻撃の選択肢が少なく、しかも先に失点するとチーム全体が焦りから単調な試合運びに終始していた。しかし、ここ数試合はケガから復帰したMFマテウス・サヴィオとFW神谷優太の活躍もあって、攻撃に厚みが出せている。個人の力で相手をはがせるM・サヴィオと2試合連続得点中の神谷は絶好調と言っていい。
また、先日のU-22日本代表のトレーニングキャンプでも結果を出したFW細谷真大の最近の成長が著しい。スピードを生かした背後への抜け出しのほか、味方から縦パスを引き出すポストプレー、さらには前線からのチェイシングでも存在感を示しており、主力選手として頭角を表している。
第30節のガンバ大阪戦、前節のベガルタ仙台戦と直近の2試合は内容だけ見れば相手を圧倒した。あとは、その内容をしっかり結果に結びつけられるかだ。
【マイナス材料】
G大阪戦は開始3分、仙台戦は開始10分で得点を許し、その後の試合展開を難しくしてしまった。第29節のサンフレッチェ広島戦も含め、決定機をほとんど作られていないにもかかわらず、守備のミスや一瞬の隙を突かれた失点が多い。
G大阪戦では19本、仙台戦でも14本のシュートを放った。ネルシーニョ監督もチャンスを多く作れていることをポジティブに捉えているが、シュート、クロス、ラストパスの精度に欠け、シュート数や試合内容に対しての決定力不足は深刻である。
引き締まった試合で3連勝を挙げたかと思えば、その後の3試合は1分2敗。好不調の波が激しい点も、いまだ残留争いから抜け出せない原因のひとつだ。
文:鈴木潤
【プラス材料】
前節は好調なアビスパ福岡に対して内容的にも手応えのある戦いを見せて2-1で勝ち、直近の3試合は2勝1敗。その前の8試合勝てなかった時でも自分たちがプランした試合運びはできていたので、そこに結果がついてくれば、より冷静な試合運びができるようになるだろう。
また、エースのFWチアゴ・サンタナがここ5試合で4得点と好調を維持。ケガから復帰したFWカルリーニョス・ジュニオも福岡戦でキレのあるプレーを見せ、自ら決勝点を決めた。FW藤本憲明もT・サンタナや周囲との関係性が向上し、より力を発揮しつつある。現状では2点以上取らないと勝ちきることは難しいが、複数得点できる力が出てきているのも大きい。
守備陣では長期離脱していたDF鈴木義宜が福岡戦で約4カ月ぶりに出場。そこから3バックに変わって終盤の逃げきりに貢献したのもプラス材料だ。
【マイナス材料】
9試合連続でフル出場してきたボランチのMF松岡大起が累積警告により出場停止となったのは痛い。特に中盤でボールを刈り取るという面ではマイナス要素となり、良い形でボールが奪えなければ攻撃にも影響する。
ここまで11試合無失点のゲームがなく、福岡戦でも2-0から終盤に1点を返されて余裕がなくなった。データ的にも後半の失点が多く(45失点のうち30失点)、特にラスト15分の失点が15点(全失点の3分の1)と目立つ。終盤は少し息ぎれしている傾向があり、最後まで守りきる力という面で課題が継続している。
また、得点力の面は当たり外れがあり、直近の10試合は無得点が4回。特定の個人に頼ることなくコンスタントにゴールを奪っていくという意味では、まだ安定した力を発揮できているとは言えない。
文:totoONE編集部
■柏レイソル 両翼の活躍で攻撃の迫力が増加。今度こそ内容と結果を両立できるか
【プラス材料】
以前はカウンター以外の攻撃の選択肢が少なく、しかも先に失点するとチーム全体が焦りから単調な試合運びに終始していた。しかし、ここ数試合はケガから復帰したMFマテウス・サヴィオとFW神谷優太の活躍もあって、攻撃に厚みが出せている。個人の力で相手をはがせるM・サヴィオと2試合連続得点中の神谷は絶好調と言っていい。
また、先日のU-22日本代表のトレーニングキャンプでも結果を出したFW細谷真大の最近の成長が著しい。スピードを生かした背後への抜け出しのほか、味方から縦パスを引き出すポストプレー、さらには前線からのチェイシングでも存在感を示しており、主力選手として頭角を表している。
第30節のガンバ大阪戦、前節のベガルタ仙台戦と直近の2試合は内容だけ見れば相手を圧倒した。あとは、その内容をしっかり結果に結びつけられるかだ。
【マイナス材料】
G大阪戦は開始3分、仙台戦は開始10分で得点を許し、その後の試合展開を難しくしてしまった。第29節のサンフレッチェ広島戦も含め、決定機をほとんど作られていないにもかかわらず、守備のミスや一瞬の隙を突かれた失点が多い。
G大阪戦では19本、仙台戦でも14本のシュートを放った。ネルシーニョ監督もチャンスを多く作れていることをポジティブに捉えているが、シュート、クロス、ラストパスの精度に欠け、シュート数や試合内容に対しての決定力不足は深刻である。
引き締まった試合で3連勝を挙げたかと思えば、その後の3試合は1分2敗。好不調の波が激しい点も、いまだ残留争いから抜け出せない原因のひとつだ。
文:鈴木潤
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