WEC:トヨタ、2018/19年シーズン参戦への決断を急がず。車両開発もペースダウン
WEC世界耐久選手権に参戦しているトヨタのテクニカルディレクター、パスカル・バセロンによれば、トヨタは2018/19年のWEC“スーパーシーズン”に参戦するかどうか、その決断を急いでいないという。
トヨタが戦うLMP1クラスでは、2017年限りでポルシェがワークス活動を終了するため、来シーズンから同クラスへワークス参戦するのはトヨタ1社のみになるとみられている。
しかし、トヨタは来季以降の活動についての言及を避けており、ウインターシリーズとなる2018/19年のWECにどういった形で参戦するか不透明なままだ。
Sportscar365.comは、バセロンが2018/19年のLMP1テクニカルレギュレーションが発表されるまで、トヨタが決断を下すことはないと語ったと報じている。LMP1は2018/19年からワークスチームのハイブリッド搭載車、プライベートチームの非搭載車をひとつのカテゴリーに統合して争われる。
「我々が決断を下すデッドラインは、レギュレーション発表のタイミングに依存している」とバセロン。
「現在の状況を追ってはいるが、LMP1がどういった形になるのか正確に把握する前に、なにかを約束することは難しい」
「今の段階で、来シーズンのレギュレーションやWECの将来は依然として不透明なままだ。だから、我々が決断を急ぐ理由も見当たらない」
「我々の立場からすれば、シリーズに参戦するかどうかの回答期限は存在しないんだ」
また、バセロンはレギュレーションが確定していないことで、2018年シーズンに向けた開発もペースを落としているとコメント。継続参戦する場合も、2018年仕様のトヨタTS050ハイブリッドは、2017年仕様と「ほぼ似ている」ものになるだろうと語っている。
「マシンの開発を続けるだけの強い理由が存在しないんだ」
「我々がどこに向かっているのかを知る必要があり、そのために開発のペースも落としている」
「今後も似たようなレギュレーションが維持され、2019年以降にプジョーが復帰参戦するのであれば開発を続ける。充分な理由ができるからね」
「しかし、2020/21年に大幅な規則改定が行われることは間違いない。これでは現行レギュレーションのもとで開発を続けていく理由がないんだ」
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