ファルカオ、9月は出場わずか10分間もクラブ月間MVPを受賞! 劇的PKで約1年ぶりの得点
サッカーキング2023年10月20日(金)13時45分
マジョルカ戦の後半ATにPKを成功させ、ラージョを敗北の危機から救ったファルカオ [写真]=Getty Images
ラージョ・バジェカーノに所属しているコロンビア代表FWラダメル・ファルカオが、ファン・サポーターが選ぶ9月のクラブ月間MVPに選出された。
ラ・リーガのオフィシャルビールであるマオウは、スポンサー契約を結んでいる9つのクラブ(レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、レガネス、ヘタフェ、ラージョ・バジェカーノ、オビエド、アルコルコン、スポルティング・ヒホン、アルバセテ)について、自身のビールブランドの名にちなんだ『5つ星の選手』を発表している。この『5つ星の選手』は、いわばファン・サポーターの投票によって決定する月間MVPで、9月度の選手が続々と発表されていた。
この月間MVPに、ラージョ・バジェカーノからはファルカオが選出された。今季のファルカオは慢性的なケガや年齢によるコンディション低下の影響もあり、ラ・リーガではわずか3試合の途中出場にとどまっている。9月に開催されたラ・リーガ5試合に限定すると、ピッチに立ったのは30日に行われた第8節マジョルカ戦の1試合のみだが、この試合でファルカオは大仕事をやってのけた。1-2と1点ビハインドで迎えた80分からピッチに送り出されると、後半アディショナルタイムに相手のハンドでラージョ・バジェカーノがPKを獲得。1度はマジョルカのセルビア代表GKプレドラグ・ライコヴィッチにシュートを阻まれたものの、キックの瞬間にGKの足がゴールラインから離れていたことが確認され、PKは蹴り直しに。2度目のシュートをゴール右下にきっちりと沈め、チームを敗北の危機から救った。
このゴールはラージョ・バジェカーノだけでなく、ファルカオ自身にとっても重要な一撃となったに違いない。ラージョ・バジェカーノでの3シーズン目を過ごすファルカオは、昨年10月に行われた昨季のラ・リーガ第10節アトレティコ・マドリード戦以降はゴールから見放されており、公式戦で挙げた約1年ぶりの得点となっていた。
ファン・サポーターもこのゴールの持つ価値を理解していたのかもしれない。ファルカオは9月のラ・リーガでマジョルカ戦の80分以降、つまり公式記録に残る後半アディショナルタイムを除いた時間では10分間しかプレーしていないが、クラブの月間MVPに選ばれた。受賞を受け、クラブ公式チャンネルのインタビューに応じたファルカオは、次のようにファン・サポーターへ感謝の言葉を送っている。
「この賞を受賞できてとても嬉しく思うし、ファンの皆さんへの感謝を表現したい。ファンの皆さんは常に僕らに寄り添ってくれたし、僕だけでなくチームの全員がそのサポートをピッチ上で感じられていたと思う。ここまでに行われたシーズン序盤戦の結果には、皆さんが大きく貢献してくれた」
ラージョ・バジェカーノはラ・リーガ第9節終了時点で3勝4分2敗と悪くないスタートを切り、現在は7位につけている。自身のドレッシングルームでの振る舞いがチームにどのような影響を与えたかを尋ねられたファルカオは「僕の影響によるものではなく、良い形でシーズンに入れたことが大きい」と返答し、開幕から2連勝を飾ったチームを称賛。「プレシーズンからチームの調子は良いと感じているから、これを続けていく必要がある。11月の中断期間までには難しい相手との戦いも控えているが、僕らの目標は明確だ。1つでも多くの勝ち点を積み重ねることだよ。そして何よりも、いつもと同じくファンからの声援に応えていかないとね」と、今後の戦いに向けて意気込んだ。
ファルカオが言及した通り、この後のラージョ・バジェカーノは22日に敵地でラス・パルマスと対戦した後、日本代表MF久保建英が所属しているレアル・ソシエダ、現時点で首位を走るレアル・マドリード、2位につけているジローナと上位陣との戦いが続く。まずは週末に控えたラス・パルマス戦に向けて、ファルカオは「僕らは非常に良いプレーをするチームと対戦することになる。今現在は彼らの長所と短所を分析している段階だが、きっと良いヒントを得られるはずだ。勝利を信じている」と語った。
これまでにポルト、アトレティコ・マドリード、モナコで得点を量産し、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーでもプレーした経験のあるファルカオ。37歳となった今季、長い時間ピッチに立ち続けることは難しいかもしれないが、今後も“一瞬の輝き”を見せてくれるはずだ。
【画像】ファンが選ぶクラブ月間MVPに輝いたファルカオ
ラ・リーガのオフィシャルビールであるマオウは、スポンサー契約を結んでいる9つのクラブ(レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、レガネス、ヘタフェ、ラージョ・バジェカーノ、オビエド、アルコルコン、スポルティング・ヒホン、アルバセテ)について、自身のビールブランドの名にちなんだ『5つ星の選手』を発表している。この『5つ星の選手』は、いわばファン・サポーターの投票によって決定する月間MVPで、9月度の選手が続々と発表されていた。
この月間MVPに、ラージョ・バジェカーノからはファルカオが選出された。今季のファルカオは慢性的なケガや年齢によるコンディション低下の影響もあり、ラ・リーガではわずか3試合の途中出場にとどまっている。9月に開催されたラ・リーガ5試合に限定すると、ピッチに立ったのは30日に行われた第8節マジョルカ戦の1試合のみだが、この試合でファルカオは大仕事をやってのけた。1-2と1点ビハインドで迎えた80分からピッチに送り出されると、後半アディショナルタイムに相手のハンドでラージョ・バジェカーノがPKを獲得。1度はマジョルカのセルビア代表GKプレドラグ・ライコヴィッチにシュートを阻まれたものの、キックの瞬間にGKの足がゴールラインから離れていたことが確認され、PKは蹴り直しに。2度目のシュートをゴール右下にきっちりと沈め、チームを敗北の危機から救った。
このゴールはラージョ・バジェカーノだけでなく、ファルカオ自身にとっても重要な一撃となったに違いない。ラージョ・バジェカーノでの3シーズン目を過ごすファルカオは、昨年10月に行われた昨季のラ・リーガ第10節アトレティコ・マドリード戦以降はゴールから見放されており、公式戦で挙げた約1年ぶりの得点となっていた。
ファン・サポーターもこのゴールの持つ価値を理解していたのかもしれない。ファルカオは9月のラ・リーガでマジョルカ戦の80分以降、つまり公式記録に残る後半アディショナルタイムを除いた時間では10分間しかプレーしていないが、クラブの月間MVPに選ばれた。受賞を受け、クラブ公式チャンネルのインタビューに応じたファルカオは、次のようにファン・サポーターへ感謝の言葉を送っている。
「この賞を受賞できてとても嬉しく思うし、ファンの皆さんへの感謝を表現したい。ファンの皆さんは常に僕らに寄り添ってくれたし、僕だけでなくチームの全員がそのサポートをピッチ上で感じられていたと思う。ここまでに行われたシーズン序盤戦の結果には、皆さんが大きく貢献してくれた」
ラージョ・バジェカーノはラ・リーガ第9節終了時点で3勝4分2敗と悪くないスタートを切り、現在は7位につけている。自身のドレッシングルームでの振る舞いがチームにどのような影響を与えたかを尋ねられたファルカオは「僕の影響によるものではなく、良い形でシーズンに入れたことが大きい」と返答し、開幕から2連勝を飾ったチームを称賛。「プレシーズンからチームの調子は良いと感じているから、これを続けていく必要がある。11月の中断期間までには難しい相手との戦いも控えているが、僕らの目標は明確だ。1つでも多くの勝ち点を積み重ねることだよ。そして何よりも、いつもと同じくファンからの声援に応えていかないとね」と、今後の戦いに向けて意気込んだ。
ファルカオが言及した通り、この後のラージョ・バジェカーノは22日に敵地でラス・パルマスと対戦した後、日本代表MF久保建英が所属しているレアル・ソシエダ、現時点で首位を走るレアル・マドリード、2位につけているジローナと上位陣との戦いが続く。まずは週末に控えたラス・パルマス戦に向けて、ファルカオは「僕らは非常に良いプレーをするチームと対戦することになる。今現在は彼らの長所と短所を分析している段階だが、きっと良いヒントを得られるはずだ。勝利を信じている」と語った。
これまでにポルト、アトレティコ・マドリード、モナコで得点を量産し、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーでもプレーした経験のあるファルカオ。37歳となった今季、長い時間ピッチに立ち続けることは難しいかもしれないが、今後も“一瞬の輝き”を見せてくれるはずだ。
【画像】ファンが選ぶクラブ月間MVPに輝いたファルカオ
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