【FC東京vs鹿島プレビュー】カップ戦で復調のきっかけを得たFC東京…逆転での目標達成へ勝つしかない鹿島
サッカーキング2021年10月23日(土)0時33分
[写真]=兼子愼一郎
■FC東京 カップ戦で見せた好パフォーマンスをリーグ戦でも続けられるか
【プラス材料】
代表の活動期間に行われたJリーグYBCルヴァンカップ準決勝は、DF長友佑都とDFジョアン・オマリ、出場停止のMFレアンドロを欠く中、名古屋グランパスに1勝1敗。トータルスコアにより決勝進出は果たせなかったが、第2戦はシーズン一番とも言える試合内容だった。左サイドバックに抜擢されたMF渡邊凌磨が好パフォーマンスを見せたほか、MF髙萩洋次郎が攻守のリンクマンとして活躍。自らゴールを挙げるなど、チームの連動性を生かして終始主導権を握った。
髙萩は今節に向けて「前線の推進力を生かしてゴールに直結するプレーを優先しつつ、それができなかった時に判断を変えることも大事。鹿島アントラーズは基本が徹底されているチーム。球際の勝負でも上回りたい。ホームでファンの皆さんに気持ちの伝わる試合をしたい」と述べており、勝利に期待がかかる。
【マイナス材料】
国外でワールドカップ予選を戦った長友とJ・オマリのコンディションは不透明。また、ここにきてDF鈴木準弥が負傷した。レアンドロは今節も出場停止で、チームとしては苦しい状態が続いている。特にゲームの中で苦境に陥った時、一気に流れを変えられるような交代策がなかなか打てていない状況でもある。
流れを引き寄せられるFW永井謙佑の先発起用を含め、今節もメンバーは流動的。だが、交代のオプションが限られることはマイナス材料だ。
現在リーグ戦2連敗、直近の3試合で得た勝ち点は1ポイントのみ。また、鹿島戦においても2019年の第26節以降は1分3敗で勝利がなく、2連敗中と分が悪い。ルヴァンカップで得た手応えをこの鹿島戦につなぐことができるか、も焦点の一戦となる。
文:totoONE編集部
■鹿島アントラーズ 久々の試合で結果を残せるか。攻撃陣の奮起が待たれる
【プラス材料】
リーグ戦6試合を残して現在6位。目標を「来季のACL出場権を得られる3位以内」に下げざるを得ない位置にいる。ただ、この状況がアウェイのFC東京戦で安定しないチームの背中を押すことになるかもしれない。
ACL出場権を得られる3位のヴィッセル神戸との勝ち点差は「6」。サッカーのリーグ戦で逆転可能・不可能のラインとなるのが「残り試合数が勝ち点差を超えないこと」だとすれば、鹿島アントラーズはまだ諦める数字ではない。
直近のリーグ戦8試合で4勝4敗という成績が物語っているように、ふたを開けてみなければ分からないチーム状況にある。とにかく勝ちにいかなければいけないという境遇は、これまで足りなかった攻撃の大胆さを生む可能性があると見てプラス材料に挙げたい。
【マイナス材料】
マイナス材料は明確で、前節の横浜FC戦から試合間隔が3週間も空いたことだ。シーズン終盤で疲労や多少の痛みなどを抱えながらの練習は、生産性を求めるのが難しい。最終節後に戦う天皇杯で番狂わせが多いのは、この難しさが一因に挙げられる。リーグ戦に関してはFC東京も同じ試合間隔なのが救いだが、直前のリーグ戦から2週間空いた第22節の柏レイソル戦(1●2)や第28節のアビスパ福岡戦(0●3)では黒星を喫するなど、今季は良い結果を残すことができていないデータがある。そのため、不安は募るばかりだ。
また、勝つためには得点が必要となるが、強引な形でゴールに迫ることができるFWエヴェラウドが今節は累積警告のため出場停止。先に主導権を握らなければ、苦しい試合になることが見えている。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
代表の活動期間に行われたJリーグYBCルヴァンカップ準決勝は、DF長友佑都とDFジョアン・オマリ、出場停止のMFレアンドロを欠く中、名古屋グランパスに1勝1敗。トータルスコアにより決勝進出は果たせなかったが、第2戦はシーズン一番とも言える試合内容だった。左サイドバックに抜擢されたMF渡邊凌磨が好パフォーマンスを見せたほか、MF髙萩洋次郎が攻守のリンクマンとして活躍。自らゴールを挙げるなど、チームの連動性を生かして終始主導権を握った。
髙萩は今節に向けて「前線の推進力を生かしてゴールに直結するプレーを優先しつつ、それができなかった時に判断を変えることも大事。鹿島アントラーズは基本が徹底されているチーム。球際の勝負でも上回りたい。ホームでファンの皆さんに気持ちの伝わる試合をしたい」と述べており、勝利に期待がかかる。
【マイナス材料】
国外でワールドカップ予選を戦った長友とJ・オマリのコンディションは不透明。また、ここにきてDF鈴木準弥が負傷した。レアンドロは今節も出場停止で、チームとしては苦しい状態が続いている。特にゲームの中で苦境に陥った時、一気に流れを変えられるような交代策がなかなか打てていない状況でもある。
流れを引き寄せられるFW永井謙佑の先発起用を含め、今節もメンバーは流動的。だが、交代のオプションが限られることはマイナス材料だ。
現在リーグ戦2連敗、直近の3試合で得た勝ち点は1ポイントのみ。また、鹿島戦においても2019年の第26節以降は1分3敗で勝利がなく、2連敗中と分が悪い。ルヴァンカップで得た手応えをこの鹿島戦につなぐことができるか、も焦点の一戦となる。
文:totoONE編集部
■鹿島アントラーズ 久々の試合で結果を残せるか。攻撃陣の奮起が待たれる
【プラス材料】
リーグ戦6試合を残して現在6位。目標を「来季のACL出場権を得られる3位以内」に下げざるを得ない位置にいる。ただ、この状況がアウェイのFC東京戦で安定しないチームの背中を押すことになるかもしれない。
ACL出場権を得られる3位のヴィッセル神戸との勝ち点差は「6」。サッカーのリーグ戦で逆転可能・不可能のラインとなるのが「残り試合数が勝ち点差を超えないこと」だとすれば、鹿島アントラーズはまだ諦める数字ではない。
直近のリーグ戦8試合で4勝4敗という成績が物語っているように、ふたを開けてみなければ分からないチーム状況にある。とにかく勝ちにいかなければいけないという境遇は、これまで足りなかった攻撃の大胆さを生む可能性があると見てプラス材料に挙げたい。
【マイナス材料】
マイナス材料は明確で、前節の横浜FC戦から試合間隔が3週間も空いたことだ。シーズン終盤で疲労や多少の痛みなどを抱えながらの練習は、生産性を求めるのが難しい。最終節後に戦う天皇杯で番狂わせが多いのは、この難しさが一因に挙げられる。リーグ戦に関してはFC東京も同じ試合間隔なのが救いだが、直前のリーグ戦から2週間空いた第22節の柏レイソル戦(1●2)や第28節のアビスパ福岡戦(0●3)では黒星を喫するなど、今季は良い結果を残すことができていないデータがある。そのため、不安は募るばかりだ。
また、勝つためには得点が必要となるが、強引な形でゴールに迫ることができるFWエヴェラウドが今節は累積警告のため出場停止。先に主導権を握らなければ、苦しい試合になることが見えている。
文:totoONE編集部
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