吉本大樹、強豪ぞろいのマカオGTワールドカップに2年目の挑戦「楽しみで仕方ない」
10月24日、FIA国際自動車連盟は11月16〜19日に、マカオ・ギアサーキットで開催されるFIA GTワールドカップのエントリーリストを発表したが、このレースに日本人として唯一挑戦することになった吉本大樹が、その意気込みをプレスリリースで述べた。
吉本は単身GP2に挑戦したり、WTCC世界ツーリングカー選手権に挑戦するなど、自らの目標を“世界”と定め、数多くのチャレンジを行ってきた。2016年には、2回目の開催となるGTワールドカップに挑み、海外のトップドライバーたちとバトルを展開していた。
そんな吉本は、今季は同じHubAutoカラーながら、新たな体制でGTワールドカップに挑むことになった。マシンはチャイナGTで駆ってきたポルシェ911 GT3 R。チームは2台体制となり、チームメイトにル・マン24時間ウイナーで、ポルシェのファクトリードライバーである大ベテランのロマン・デュマを迎える。
「昨年に引き続きHubAuto RacingからFIA GTワールドカップへの参戦というチャレンジができること、うれしく思っています」と吉本。
今季は参戦がプロフェッショナルドライバーのみに制限されたこともあり、ドライバーラインアップもさらに強力になっている。F3での経験を含め、マカオで何度も走っている吉本をもってしても、上位進出は並大抵のことではない。しかし、これまで世界への挑戦を繰り返してきた吉本にとって、それは「楽しみ」でしかないようだ。
「今年のGTワールドカップは実質“プロ”のみ参戦可ということで、ラインアップも強者ばかりですし、楽しみで仕方ありません」と吉本は言う。
「今年の世界一決定戦への参戦は、昨年のフェラーリから変わってポルシェでの参戦ですが、マカオのようなラフな路面では、ニュルで開発されたドイツ車は向いていると思います。ふたたびこのような機会を与えてくれたチームに、結果で恩返しをしたいと思います!」
世界初登場となるホンダNSX GT3など、メーカーワークスとファクトリードライバーがそろう今季のFIA GTワールドカップ。そのなかで吉本がどんな戦いをみせてくれるのか、こちらも楽しみなところだ。
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