中山雄太、ハダースフィールド大敗で戦犯扱い「CB無理」と指摘されたワケ
ハダースフィールド・タウンFC所属の日本代表DF中山雄太は、今月24日に行われたイングランド2部リーグ戦でフル出場。カーディフ相手に0-4と敗れただけに、現地メディアが中山のパフォーマンスを批判。起用法にも触れている。
中山はカタールW杯開幕直前に行われたリーグ戦で右足アキレス腱を負傷し、長期離脱。しかし今年7月に実戦復帰すると、9月下旬からリーグ戦5試合つづけて先発出場。今月21日のクイーンズパーク・レンジャーズ戦は代表戦を終えたばかりということもあり途中出場だったが、24日のカーディフ戦でスタメンに復帰していた。
そのカーディフ戦では前半に3バックの一角でプレーしたが、キックオフから12分間で2失点。前半終了間際にも失点しただけに、後半キックオフからは大幅な選手交代もあり左サイドバックでプレーした。
英メディア『ヨークシャーライブ』は、中山が相手選手のマークを外すことによってピンチを招くシーンに注目。「中山はまたもや致命的な欠点を露呈した。重要な局面でスイッチが切れてしまう傾向にある。ポジショニングであまりにも多くの穴を残した」と、センターバックとしてのプレーに厳しい評価を与えている。
ハダースフィールドはハーフタイムで4人の選手交代を行ったが、中山が後半もピッチに立ったことについては「中山がプレーを続けたことに、正直唖然とした」としつつも、「4バックシステムへの変更後、完全な左サイドバックとして前半よりもはるかに適切なパフォーマンスを披露し、ある程度の信頼を取り戻した」と指摘。
「センターバックで中山を起用してリスクを冒す必要があるか疑問が残る。センターバックに他のオプションがあることを踏まえると、純粋な左サイドバック、ウイングバックのオプションと考えるべきだ」と起用法にも踏み込んだ。
今月に日本代表復帰を果たした中山。カナダ戦、チュニジア戦いずれも左サイドバックでスタメン起用されたが、森保一監督は代表メンバー会見で「中山の起用法については、左サイドバックを中心に、ボランチ、4バック、3バック(の一角)と守備的な部分で複数のポジションをこなせると思っている。基本的には左サイドバックで考えているが、異なるポジションでも試したい」と語っていた。
中山のユーティリティ性を評価しているだけに、カーディフ戦における同選手のパフォーマンスは、 森保監督にとって考慮すべきものだと考えられる。
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