【仙台vs広島プレビュー】負のスパイラルから抜け出せない仙台…安定感が戻りつつある広島は敵地で連勝狙う
サッカーキング2020年10月30日(金)20時40分
[写真]=三浦彩乃、J.LEAGUE
■ベガルタ仙台 未勝利記録は「15」に。ホームで嫌な流れを断ち切りたいが
【プラス材料】
プラス材料はないに等しい。それでもベガルタ仙台にとってわずかな光明を見出すとすれば、28日の第30節・ヴィッセル神戸戦で5試合ぶりに得点が生まれたこと。しかも複数得点だった。
そのうち、チームの2点目となるゴールはMF佐々木匠が今季初アシストで、MF飯尾竜太朗が仙台加入後初得点というもの。これまでなかなか結果を出せなかった選手が奮起して上り調子ということもプラスに捉えたい。
苦しい状況だが、神戸戦から4試合連続でホームゲームが組まれている。今季はまだホームで勝てておらず、観客もさっぱり集まっていない。まだ声を出しての応援もできない。とはいえ、サポーターが近くにいてくれるホームで続けて戦えることは心強い。移動の負担が少ないことも助かる。
【マイナス材料】
マイナス材料には事欠かない。28日の第30節・神戸戦も勝てず、これでリーグ戦15試合連続勝利なし。2010年に記録した14試合を超えてクラブ史上ワースト2位の数字だ。しかも、この段階でいまだにホームで勝利がないという体たらく。サポーターを悲しませている。
攻撃で久しぶりに複数得点できた一方、守備が脆くなったのも心配だ。しかも、後半の立ち上がり、失点直後、得点直後という集中力が必要な時間帯に3失点と取られ方も悪い。
ケガから戻ってきた選手がいるものの、また離脱した選手が多いのも頭が痛いところ。DF蜂須賀孝治とMF松下佳貴は一度公式戦に復帰したが、再び長期離脱を余儀なくされた。また、DF柳貴博も負傷で全体練習を外れている。
文:totoONE編集部
■サンフレッチェ広島 攻守のバランスが安定。主力選手の勤続疲労が気がかり
【プラス材料】
水曜日に行われた第32節は、昨年から3連敗中だった横浜F・マリノスに完勝。危険なシーンもゼロではなかったが、全員がいい声を出し合ってお互いをサポート。前半の30分過ぎからは相手にボールを持たれてもペナルティエリア内に侵入させない、ほぼパーフェクトな守備で強烈な攻撃陣を封じ込めた。試合終了間際のPKは致し方ないが、それ以外は1試合平均2得点以上の得点力を誇る横浜FMに具体的なチャンスを与えなかった。
攻撃面でもサイドアタック、セットプレー、カウンターとバリエーションある攻撃で3得点を奪取した。特に第21節の清水エスパルス戦で負傷したFW永井龍がPKとはいえ加入後初得点を記録。これからの爆発に期待をつなげた。
方向性を明確化した第18節の大分トリニータ戦以降の成績は5勝3敗。得点力も8試合で14得点と着実に向上している。
【マイナス材料】
連戦による選手たちの疲労はピークを迎えている。第24節のアウェイ鹿島アントラーズ戦から中3日で第32節のホーム横浜FM戦、そして今節のアウェイベガルタ仙台戦から第26節のホーム浦和レッズ戦と中2日が続く。サンフレッチェ広島はどうしても長距離移動を余儀なくされるため、心身の疲労の蓄積は想像以上に大きい。
ここまで最終ライン以外は先発を入れ替えてチームを構成してきたため、DF野上結貴やDF佐々木翔に疲労の色が見えてくるのは当然。MFハイネルも膝の故障からの回復が長引き、いまだ練習に復帰できていない。
また、前線で体を張ってきたMF森島司にも疲れが見えるため、城福浩監督としても思いきったターンオーバーを決断せざるを得ない状況になりつつある。ただ、どうしても経験不足の選手たちを多く起用することになり、爆発力は維持できるが不安定さは否定できない。
文:紫熊倶楽部 中野和也
【プラス材料】
プラス材料はないに等しい。それでもベガルタ仙台にとってわずかな光明を見出すとすれば、28日の第30節・ヴィッセル神戸戦で5試合ぶりに得点が生まれたこと。しかも複数得点だった。
そのうち、チームの2点目となるゴールはMF佐々木匠が今季初アシストで、MF飯尾竜太朗が仙台加入後初得点というもの。これまでなかなか結果を出せなかった選手が奮起して上り調子ということもプラスに捉えたい。
苦しい状況だが、神戸戦から4試合連続でホームゲームが組まれている。今季はまだホームで勝てておらず、観客もさっぱり集まっていない。まだ声を出しての応援もできない。とはいえ、サポーターが近くにいてくれるホームで続けて戦えることは心強い。移動の負担が少ないことも助かる。
【マイナス材料】
マイナス材料には事欠かない。28日の第30節・神戸戦も勝てず、これでリーグ戦15試合連続勝利なし。2010年に記録した14試合を超えてクラブ史上ワースト2位の数字だ。しかも、この段階でいまだにホームで勝利がないという体たらく。サポーターを悲しませている。
攻撃で久しぶりに複数得点できた一方、守備が脆くなったのも心配だ。しかも、後半の立ち上がり、失点直後、得点直後という集中力が必要な時間帯に3失点と取られ方も悪い。
ケガから戻ってきた選手がいるものの、また離脱した選手が多いのも頭が痛いところ。DF蜂須賀孝治とMF松下佳貴は一度公式戦に復帰したが、再び長期離脱を余儀なくされた。また、DF柳貴博も負傷で全体練習を外れている。
文:totoONE編集部
■サンフレッチェ広島 攻守のバランスが安定。主力選手の勤続疲労が気がかり
【プラス材料】
水曜日に行われた第32節は、昨年から3連敗中だった横浜F・マリノスに完勝。危険なシーンもゼロではなかったが、全員がいい声を出し合ってお互いをサポート。前半の30分過ぎからは相手にボールを持たれてもペナルティエリア内に侵入させない、ほぼパーフェクトな守備で強烈な攻撃陣を封じ込めた。試合終了間際のPKは致し方ないが、それ以外は1試合平均2得点以上の得点力を誇る横浜FMに具体的なチャンスを与えなかった。
攻撃面でもサイドアタック、セットプレー、カウンターとバリエーションある攻撃で3得点を奪取した。特に第21節の清水エスパルス戦で負傷したFW永井龍がPKとはいえ加入後初得点を記録。これからの爆発に期待をつなげた。
方向性を明確化した第18節の大分トリニータ戦以降の成績は5勝3敗。得点力も8試合で14得点と着実に向上している。
【マイナス材料】
連戦による選手たちの疲労はピークを迎えている。第24節のアウェイ鹿島アントラーズ戦から中3日で第32節のホーム横浜FM戦、そして今節のアウェイベガルタ仙台戦から第26節のホーム浦和レッズ戦と中2日が続く。サンフレッチェ広島はどうしても長距離移動を余儀なくされるため、心身の疲労の蓄積は想像以上に大きい。
ここまで最終ライン以外は先発を入れ替えてチームを構成してきたため、DF野上結貴やDF佐々木翔に疲労の色が見えてくるのは当然。MFハイネルも膝の故障からの回復が長引き、いまだ練習に復帰できていない。
また、前線で体を張ってきたMF森島司にも疲れが見えるため、城福浩監督としても思いきったターンオーバーを決断せざるを得ない状況になりつつある。ただ、どうしても経験不足の選手たちを多く起用することになり、爆発力は維持できるが不安定さは否定できない。
文:紫熊倶楽部 中野和也
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