浦和、クラブW杯初戦のキーマンを海外指名「酒井宏樹と…」相手の弱点指摘も
浦和レッズは2022/23シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝クラブとして、今年12月開催のFIFAクラブワールドカップに出場する。その浦和の実力をブラジルメディアが分析。初戦で北中米王者のクラブ・レオン(メキシコ1部)を下し、UEFAチャンピオンズリーグ覇者のマンチェスター・シティ(プレミアリーグ)と対戦する可能性が予想されている。
浦和はアル・ヒラル(サウジアラビア1部)との決勝戦で2試合合計2-1と、5大会ぶり3度目となるACL制覇を成し遂げ、クラブW杯出場権を獲得。そのクラブW杯は、今大会まで6大陸王者に開催国代表を加えた7チームによるトーナメント方式で行われるが、今月5日に対戦カードが決定。浦和はCONCACAFチャンピオンズリーグを制したレオンと初戦で激突。この一戦で勝利した場合には、準決勝でマンチェスターCと顔を合わせることになった。
このクラブW杯の組み合わせ発表をうけて、ブラジルメディア『UOL』はフルミネンセを除く今大会出場6クラブを分析。浦和について「彼らはタフなチームであり、一発勝負のノックアウトステージでより良いパフォーマンスを発揮する傾向にある。J1リーグ優勝は2006年まで遡るが、直近の5年間で(天皇杯やACLなど)3つのタイトルを獲得したほか、2つのコンペティションで決勝まで勝ち上がった」と、大舞台での勝負強さを評価。
同クラブの最大の強みとして「3度のFIFAワールドカップ出場経験を持つ日本代表DF酒井宏樹とデンマーク代表招集歴のあるDFアレクサンダー・ショルツが中心である守備システムだ」と綴るなど、守備陣の中心選手をキーマンに指名している。
一方、浦和と初戦で対戦するレオンについては「CONCACAFチャンピオンズリーグで波乱を巻き起こしたが、2023/24シーズンのメキシコ1部リーグでは低迷している。その要因はCONCACAFチャンピオンズリーグの最優秀選手に輝いたFWビクトル・ダビラの退団だ。彼はロシア1部CSKAモスクワへ移籍したが、後釜としてやって来たFWニコラス・ロペスはここまで期待に応えられていない」とリポート。レオンは今季のメキシコ1部リーグで16試合を終えて5勝5分6敗と、18クラブ中9位に甘んじている。
YBCルヴァンカップで決勝まで勝ち上がり、J1リーグでも優勝争いを繰り広げている浦和。ACL2023/24シーズンのグループステージも並行して戦うなど、過密日程による疲労蓄積が心配されている。それでもレオンが絶対的ストライカーの穴を埋め切れていないだけに、初戦突破の可能性はある。
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