今季トゥールーズに入団の斎藤直人「ワールドクラスのＳＨに」フランスの世界的ＳＨと“同門対決”に意欲

　ラグビーの「オータム・ネーションズシリーズ」が２日に開幕し、世界ランク１４位の日本は１０日にフランス戦、２５日にイングランド戦（共に日本時間）を迎える。世界の強豪が欧州で激突する同シリーズはＷＯＷＯＷで全試合ライブ配信、日本戦２試合を含む注目試合は生中継される。

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　フランス１部王者のトゥールーズに今季入団したＳＨ斎藤直人が、４日に日本代表に合流した。早大を卒業後、東京ＳＧ（旧サントリー）で４季プレーした斎藤は、さらなる成長を求めて移籍。開幕から７試合に出場し、９月の第３節では初めて９番で出場。３連勝に貢献し、地元紙のベスト１５にも選ばれた。「ワールドクラスのＳＨになる」と海を渡った若武者が、頼れる存在として戻ってきた。

　２試合で先発した昨年のＷ杯を経て、従来の海外志向に火がついた２７歳。エディー・ジャパンでは４試合に出場してから渡欧した。フランス代表で世界的ＳＨデュポンとは、同じチームで切磋琢磨（せっさたくま）。フランス戦で斎藤、デュポンが先発すれば“同門対決”となる。「超速ラグビー」と、フィジカルバトルの激しいフランスのスタイルを知る斎藤が、攻撃の起点として躍動する。