「もう遠慮している場合じゃない」巨人・原監督が坂本、丸超えを厳命した「選手の名前」
(C)Getty Images
今季4位と5年ぶりのBクラスに沈んだ巨人・原監督が精力的に動いている。
現在行われている宮崎の秋季キャンプでは期待の若手、秋広に歌を歌いながらの打撃「アカペラ打撃」を推奨、ブルペンでは課題の投手陣に実技指導を行うなど、活発に動いている。
【関連記事】新庄ハム オリックス・伏見獲り熱望の裏でささやかれる「FA戦士」との「温度差」
背景にあるのはチームへの危機感だ。今季はリーグワーストの防御率、打率と投打ともに課題が山積みとあって、監督自らが前面に立って動かざるをえないというのだ。
そんな指揮官の「本音」が漏れたのは大の巨人党で知られるキャスターの徳光和夫氏のYouTubebチャンネル「徳光和夫の人生ジャイアンツ 日テレジータス公式」に出演したときのワンシーンにもあった。11日までに更新された動画内で原監督は、4位に終わった2022シーズンの敗因を振り返ると共に、伸び悩む若手、中堅陣に対して「勇人(坂本)、丸を抜くような選手が出てこないとチーム力は上がらない」とキッパリ。続けて「もう遠慮している場合じゃない」と尻を叩いた。
キャプテン・坂本も今季は開幕前を含めると3度の故障離脱と不本意なシーズンとなった。レギュラー定着後、最少となる83試合出場でV逸の要因にもなった。「優勝請負人」として広島から移籍した丸にしても来季は34歳シーズンを迎える。この不動のレギュラー2人を追い抜かすようなイキのある選手が出てこないことにはチーム浮上もないと見ている。
さらに動画内ではその対象となる選手に関しても言及。「55番」の継承者、秋広に関して「試合で練習のような打撃ができるか」、ポスト坂本の最右翼と期待されている中山に「打撃を強化する必要がある」、ヤクルトからトレードで移籍しながら伸び悩んでいる広岡には「モノ(素質)はある」、北村に対しては「もう少し体にキレが出たら。持っている器用さ、技術はある」と具体的なポイントをあげながら、成長を促した。
チームでは坂本、丸、中田、菅野らの主力がいずれも30台半ばにさしかかり、世代交代は喫緊の課題とされている。目指すV奪回に向けて、時計の針を進めることができるか。若手の奮起に期待したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
Copyright © CoCoKARAnext All Rights Reserved.
「巨人」をもっと詳しく
「巨人」のニュース
-
巨人 7・15東京ドームで阪神とOB戦開催 中畑氏「“代打、俺”をやりたい」5月6日5時30分
-
赤星憲広氏 阪神・近本の高い攻守技術が勝利に貢献!岡田監督の策がはまるのも「強いチームの証明」5月6日5時15分
-
5日巨人戦で適時打放った阪神・前川 大切にする今岡打撃コーチから授かった言葉とは5月6日5時15分
-
ドミニカ共和国出身の巨人19歳育成外野手、初来日したお父さんへ「こどもの日」に贈る右前安打&同点中犠飛…父も目を細め感激5月6日5時15分
-
【巨人記録室】移籍後初黒星の高橋礼…全6安打を左打者に許す 打たせて取る持ち味を研究され、近本に今季初被弾5月6日5時15分
-
阪神・佐藤輝は「こどもの日」「母の日」「父の日」に強い! 5日は2年ぶりの3番出場で奮起の適時打5月6日5時15分
-
阪神・岩崎 前日苦投の残像払う快投で5セーブ目!「昨日は昨日。今日は今日」勝利のハイタッチ5月6日5時15分
-
【阪神・岡田語録】近本の調子は「そんなに良くないんちゃう?」サブマリンには「左しかヒット出えへん」5月6日5時15分
-
阪神・前川 21年春の選抜で破れた京本とのプロ初対戦で雪辱の一打!「何とか最後に打てた」5月6日5時15分
-
「阪神戦の5、6、7回は、他チームとのゲームの7、8、9回のつもりで試合を進めるべき」野球評論家の高木豊さん、強力中継ぎ陣を持つ阪神との戦い方を提案5月6日5時10分