韓国メディアがトルシエ・ベトナム酷評「パク監督時より魅力なくなった」
韓国メディアの『OSEN』は、フィリップ・トルシエ監督率いるベトナム代表(FIFAランキング94位)と、前任者である韓国人のパク・ハンソ監督時代のベトナム代表とを比較し、以前よりも魅力が薄れて急速にファン離れが進んでいると評した。
ベトナム代表は、11月16日にFIFAワールドカップ26(W杯)アジア2次予選グループFの第1節でフィリピン代表(同138位)とアウェイで対戦する。その後11月21日には、ホームのミーディン国立競技場でイラク代表(同68位)を迎え撃つ。
『OSEN』は、W杯アジア2次予選のイラク戦について、トルシエ監督就任後にミーディン国立競技場で開催される最初の公式戦であることを紹介。本来なら非常に重要な試合であるにもかかわらず、ファンの盛り上がりがいまいちのため、ベトナムサッカー連盟(VFF)は公式サイトを通じてスタジアムで応援するよう呼びかけなければならなかったと報じた。
トルシエ監督は今年2月末にベトナム代表監督に就任。初陣は6月の香港代表との国際親善試合で1-0の勝利。その後、シリア代表にも1-0で勝利し、パレスチナ代表には2-0で快勝して、まずまずのスタートを切ったかに思われた。しかし、格上との連戦が組まれた10月の海外遠征では、中国代表に0-2、ウズベキスタン代表に0-2。そして、韓国代表には歴代ワーストタイの0-6で大敗を喫した。韓国メディアは、特に10月の3連敗でファン離れが加速したと分析。
ベトナム代表は世代交代の過渡期にあり、トルシエ監督は大勢の若手をテストしているため、なかなか結果が出ない苦しい状況が続いている。韓国メディアは「パク監督時代なら、ホームゲームのチケットは完売していたが、トルシエ監督の就任以降はチケット販売でも苦戦している」と酷評している。
実際のところ、ベトナムの記者やファンの間でも、トルシエ監督の手腕に疑問を持っている者は少なくない。スタジアムにファンを呼べるスター選手も不在で、そういう意味では、たしかに魅力は低下している。トルシエ監督は常々、チームはスターや英雄の集まりではなく、一つの有機体であると主張して理解を求めてきたが、ベトナムのファンたちは辛抱強くチームの成長を待つことができるのだろうか。これから始まる2次予選の成績次第では、指揮官交代という可能性も捨てきれない。
「ベトナム」をもっと詳しく
「ベトナム」のニュース
-
【ベトナム駐在、知っておくべき現地情報とは?】各国の特徴「ベトナム編 24‐25年版」研修講座をリリース5月14日11時46分
-
米国でベトナムを市場経済国と認定するか論争、中国抑止も狙い—独メディア5月10日15時0分
-
兼松、地球温暖化の解決へ向けて「水田メタン」発生の抑制と、環境配慮米の普及を目指し、Green Carbon株式会社と連携協定書を締結5月10日12時16分
-
Green Carbon株式会社は水田のメタン削減によるカーボンクレジット創出と メタン抑制に寄与した米の普及を目指し兼松株式会社と連携協定書を締結5月10日12時16分
-
ベトナムサッカー界に激震。元代表主将が違法薬物使用で逮捕5月9日18時0分
-
ペライチがベトナムに現地法人 “PERAICHI VIETNAM COMPANY CO., LTD.” を設立5月9日13時16分
-
建築土木系大学卒業のベトナム人BIM/CIMエンジニアを最大70名一括採用。BIM/CIMエンジニア人材育成プログラムの2期生が始動!5月9日12時16分
-
建築土木系大学卒業のベトナム人BIM/CIMエンジニアを最大70名一括採用 BIM/CIMエンジニア人材育成プログラムの2期生が始動!5月9日10時0分
-
ハノイで2024年9月にものづくり商談会を開催5月8日13時16分
-
抗仏戦勝70年、ベトナムで式典 ディエンビエンフーの戦い5月7日16時2分