元名古屋監督フィッカデンティが古巣復帰?伊メディア「母国での指揮熱望」
かつてFC東京、サガン鳥栖、名古屋グランパスなどを率いていたマッシモ・フィッカデンティ氏は、昨年12月に名古屋グランパス監督を退任して以降フリーとなっている。しかしここに来て母国イタリアのセリエAで監督業を再開する可能性が浮上しているようだ。19日、イタリアのテレビ局『Telenuovo』が報じた。
フィッカデンティ氏はエラス・ベローナやチェゼーナ、カリアリなどを率いた後、2014年にJリーグ挑戦。FC東京やサガン鳥栖の監督を務めると、2019年9月から名古屋グランパスを指揮。昨季はJ1リーグを5位で終えたほかYBCルヴァンカップで優勝。続投が既定路線とみられただけに、退任発表には周囲から驚きの声が沸き起こっていた。
そんなフィッカデンティ氏はJリーグクラブでの指揮が噂されたものの、1年近くにわたり無所属状態。しかし『Telenuovo』の報道によると、およそ16年ぶりとなるエラス・ベローナ復帰の可能性があるという。
ベローナは2018/19シーズンにセリエA復帰を果たすと、翌2019/20シーズン以降は3年つづけてセリエAに残留。昨季は今季欧州カップ戦出場圏内の7位フィオレンティーナから9ポイント差の9位で終えるなど、上位陣を苦しめる存在として奮闘していた。
しかし今季はここまで1勝2分12敗と最下位に低迷。先月にガブリエレ・チオフィ監督を解任すると、下部組織を率いていたサルヴァトーレ・ボッケッティ監督がトップチームに昇格。先月20日にはボッケッティと2027年6月までの長期契約を結んでいた。
ただ監督交代後も6戦全敗と、改善の兆しが見られないままFIFAワールドカップ・カタール大会開催による中断期間へ突入。クラブ幹部は早くもボッケッティ監督の後任候補選定に着手しており、フィッカデンティ氏をリストアップしている模様。『Telenuovo』は「フィッカデンティ氏はイタリアで監督業を再開したいと考えている」と伝えている。
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