【G大阪vs名古屋プレビュー】トップ10を射程圏内に捉えたG大阪…名古屋は敵地で約3カ月ぶりの白星なるか
サッカーキング2021年11月20日(土)1時17分
[写真]=鈴木颯太朗、兼子愼一郎
■ガンバ大阪 離脱していた主力選手が完全合流。攻守に厚みをもたらせるか
【プラス材料】
前節の大分トリニータ戦を逆転勝ちで制し、3連勝で残留を確定させた。のしかかっていたプレッシャーからも解放された今、残り3試合は来季の巻き返しに向けたスタートと言うべき試合になる。
今週火曜日にプレス向けに公開された練習を見る限り、離脱していたキャプテンのDF三浦弦太やDF昌子源、FWレアンドロ・ペレイラが完全合流になったのは心強い。三浦はケガあがりのため時間限定での出場の可能性もあるが、昌子は大分戦後半のパフォーマンスを見る限り不安なく試合に送り出せるだろう。
注目は大分戦でハットトリックを決めたFWパトリック。この終盤戦はチームとしても手堅く守ってボールを奪い前線のパトリックへ、というスタイルを徹底しながら勝ち点をつかんでいる。名古屋グランパスの鉄壁を打ち崩せるかに注目だ。
【マイナス材料】
昨季のリーグ戦は1勝1分だった名古屋戦だが、今季のアウェイ戦では完封負け。リーグ2位の失点数の少なさを誇る“堅守”が売りの名古屋の鉄壁を切り崩すことはできなかった。
その試合での反省からも、例えばパトリック目がけてロングボールを放り込むといった一辺倒の攻撃では名古屋の壁は崩れない。チームとしてどこを突き、揺さぶるのか共通理解を持って戦いたいところだ。一方、守備では相手の裏を狙ったカウンター攻撃に手こずった印象もある。名古屋に限らず、ディフェンスラインの背後を狙ってくるスピードタイプの攻撃陣にはシーズンをとおして後手を踏んできたガンバ大阪だけに、しっかり対応したい。
FW小野裕二やMF矢島慎也、FW塚元大は相変わらず別メニューで調整中。今節での戦列復帰は難しいだろう。
文:totoONE編集部
■名古屋グランパス 中断期間を有効活用。らしくない戦い方を見せる可能性も
【プラス材料】
代表ウィークによる2週間のリーグ戦中断は、名古屋グランパスにとって恵みの雨のような、強い追い風とも感じられるプラス材料になる。
今季はほぼ週2回の連戦を重ねてきたうえに、計56日間の隔離期間も経験してきたチームには精神的疲労も色濃く、前節のベガルタ仙台戦後の3日間のオフや1週間単位でのトレーニング構築がもたらすリフレッシュ効果は推して知るべし。
対戦相手への対策やセットプレーなどの確認に使える時間もたっぷりとあり、休養とのバランスも選手のパフォーマンスに良い影響を及ぼすこと間違いなし。仙台戦でも見せたアグレッシブな攻守の回転もより時間を長く、リトリートとのバランスも取りつつ構えられるはずだ。終盤の3試合では名古屋らしさと逆説的な意味での名古屋“らしくなさ”を駆使したゲームメイクが見られるかもしれない。
【マイナス材料】
これと言ったマイナス材料は見当たらない状況だが、注意しておきたいのは連戦続きのシーズンだけに、2週間の中断期間がゲームテンションにどこまで影響するか。
仙台戦の先制しながら同点に追いつかれるイメージもそれほどよくはない。今節のガンバ大阪戦は試合の入り方、立ち上がりの振る舞いをしっかりと締め込んで挑みたい戦いになってくる。
守備から入り、手堅い試合展開にしていくのが名古屋の安定感を生むことを考えれば、守備陣がいかに落ち着いた戦いを演出できるかはひとつのカギ。ゲームキャプテンのDF中谷進之介やベテランDF吉田豊らのパフォーマンスや声かけで、良い意味で抑揚のない守備の構築を心がけたいところだ。
文:今井雄一朗
【プラス材料】
前節の大分トリニータ戦を逆転勝ちで制し、3連勝で残留を確定させた。のしかかっていたプレッシャーからも解放された今、残り3試合は来季の巻き返しに向けたスタートと言うべき試合になる。
今週火曜日にプレス向けに公開された練習を見る限り、離脱していたキャプテンのDF三浦弦太やDF昌子源、FWレアンドロ・ペレイラが完全合流になったのは心強い。三浦はケガあがりのため時間限定での出場の可能性もあるが、昌子は大分戦後半のパフォーマンスを見る限り不安なく試合に送り出せるだろう。
注目は大分戦でハットトリックを決めたFWパトリック。この終盤戦はチームとしても手堅く守ってボールを奪い前線のパトリックへ、というスタイルを徹底しながら勝ち点をつかんでいる。名古屋グランパスの鉄壁を打ち崩せるかに注目だ。
【マイナス材料】
昨季のリーグ戦は1勝1分だった名古屋戦だが、今季のアウェイ戦では完封負け。リーグ2位の失点数の少なさを誇る“堅守”が売りの名古屋の鉄壁を切り崩すことはできなかった。
その試合での反省からも、例えばパトリック目がけてロングボールを放り込むといった一辺倒の攻撃では名古屋の壁は崩れない。チームとしてどこを突き、揺さぶるのか共通理解を持って戦いたいところだ。一方、守備では相手の裏を狙ったカウンター攻撃に手こずった印象もある。名古屋に限らず、ディフェンスラインの背後を狙ってくるスピードタイプの攻撃陣にはシーズンをとおして後手を踏んできたガンバ大阪だけに、しっかり対応したい。
FW小野裕二やMF矢島慎也、FW塚元大は相変わらず別メニューで調整中。今節での戦列復帰は難しいだろう。
文:totoONE編集部
■名古屋グランパス 中断期間を有効活用。らしくない戦い方を見せる可能性も
【プラス材料】
代表ウィークによる2週間のリーグ戦中断は、名古屋グランパスにとって恵みの雨のような、強い追い風とも感じられるプラス材料になる。
今季はほぼ週2回の連戦を重ねてきたうえに、計56日間の隔離期間も経験してきたチームには精神的疲労も色濃く、前節のベガルタ仙台戦後の3日間のオフや1週間単位でのトレーニング構築がもたらすリフレッシュ効果は推して知るべし。
対戦相手への対策やセットプレーなどの確認に使える時間もたっぷりとあり、休養とのバランスも選手のパフォーマンスに良い影響を及ぼすこと間違いなし。仙台戦でも見せたアグレッシブな攻守の回転もより時間を長く、リトリートとのバランスも取りつつ構えられるはずだ。終盤の3試合では名古屋らしさと逆説的な意味での名古屋“らしくなさ”を駆使したゲームメイクが見られるかもしれない。
【マイナス材料】
これと言ったマイナス材料は見当たらない状況だが、注意しておきたいのは連戦続きのシーズンだけに、2週間の中断期間がゲームテンションにどこまで影響するか。
仙台戦の先制しながら同点に追いつかれるイメージもそれほどよくはない。今節のガンバ大阪戦は試合の入り方、立ち上がりの振る舞いをしっかりと締め込んで挑みたい戦いになってくる。
守備から入り、手堅い試合展開にしていくのが名古屋の安定感を生むことを考えれば、守備陣がいかに落ち着いた戦いを演出できるかはひとつのカギ。ゲームキャプテンのDF中谷進之介やベテランDF吉田豊らのパフォーマンスや声かけで、良い意味で抑揚のない守備の構築を心がけたいところだ。
文:今井雄一朗
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