F1第20戦カタールGP予選トップ10ドライバーコメント(2)
2021年F1第20戦カタールGPの予選が行われ、ポールポジション〜5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション〜5番手に入ったドライバーはルイス・ハミルトン(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)だ。
■アルピーヌF1チーム
フェルナンド・アロンソ 予選=5番手
今のところ、この週末はずっとポジティブだ。どのセッションでもマシンの感触がよく、このサーキットの高速コーナーを楽しんでいる。燃料さえ入れてくれれば、一晩中走って明日の朝までここで待つよ、とチームのみんなに話したよ! 他のチームよりも僕たちのパッケージの方が得意なサーキットがいくつかあるけど、カタールもそのうちのひとつみたいだ。逆に他のサーキットではなぜパフォーマンスが落ちるのかを調査しないといけないね。
ポイントは明日初めてもらえるものだから、僕たちのスタート位置を最大限に活かす必要がある。グリッドのクリーンな側からスタートできるけど、タイヤ戦略が違うマシンがいくつかあるから注意が必要だ。気がかりなところはいくつかあるけど、5番手からのスタートで解決してみせるよ。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 予選=4番手
今日の予選にはすごく満足している。素晴らしい予選になったよ。またメルセデスとマックス(・フェルスタッペン)のすぐ後ろの位置なんてすごいことだ。
最後のラップではもっと速いタイムを出せたはずだった。0.15秒縮めていたんだが、ターン15の縁石に乗って、フロントウイングを失い、そのウイングで右フロントタイヤがパンクした。
とはいえ、今日の予選では強さを発揮することができたし、明日に向けていいポジションを確保した。今回もアルピーヌ勢が近くにいるから、決勝では激しいバトルになるだろう。
(予選直後にコメントし)縁石を越えたらフロントウイングが完全にマシンの下に落ちてしまって、右フロントタイヤをパンクさせた。マシンから火花が出たよ。
ターン1まではかなり長いストレートだから、スタートのパフォーマンスを最大限に発揮したい。ソフトタイヤでスタートすることは決まっている。タイヤに関してさまざまな戦略を採る余地があるし、タイヤをたっぷり持っているのは重要なことだよ。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 予選=3番手
今週末は好調だね。でももちろん今日の予選には少しがっかりしている。
昨日は快適に走れていたが、今日は速さを失ってしまったので、何が起きたのか、少し混乱している。
予選ではとても苦労した。特にターン1ではタイヤの準備がうまくできなかった。なぜなのか調べる必要があるけれど、僕としてはベストを尽くし、マシンの性能すべてを絞り出そうと努力した。
でも(3番グリッドは)コースのクリーンな側だし、2台揃って上位からスタートできる。
僕には失うものはない。いくつか選択肢があるし、2台でレッドブル1台と戦える。だから普通に考えれば、いい状況だ。明日は接戦になるだろうね。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
マックス・フェルスタッペン 予選=2番手
まずまずのラップを走れたと思ったけれど、(ハミルトンとの)ギャップを聞いて、少しショックを受けた。彼らに対抗するのは難しかったね。ある意味2番手に入れてうれしいが、ルイスとの差はとても大きい。
この数戦、僕たちは予選で苦労しているので、それについて調べる必要がある。明日奇跡が起こるようなことは期待していない。でも、ここは初めてのコースだし、いろいろなことが起こり得るから、絶対に諦めないよ。
高速のコースで、決勝では、前にいるマシンについていくのが簡単ではないだろう。自分たちと周囲のマシンのタイヤ戦略も影響する。いつもどおり、ベストを尽くす。
(予選直後に語り)僕たちにはペースが足りない。チェコ(セルジオ・ペレス)がQ3に進めなかったことからも、僕たちが通常以上に苦労しているのは明らかだ。それでも2番手だし、まだあらゆるチャンスがある。
最後のラップはとてもいい出来だったから、タイム差を聞いて「こんなに大きな差があったのなら、リスクを冒す必要はなかったな」と思ったよ。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=ポールポジション
今日の予選にはとても満足している。昨日は苦労した。木曜、金曜と(腹痛で)体調が良くなくて、プラクティスで苦戦していた。そのために深く掘り下げる必要があり、昨夜エンジニアたちと一緒に遅くまで作業に取り組んで、改善できるエリアをたくさん見つけた。
今日は最高の気分だった。昨晩よく眠ったら、ずいぶんよくなった。FP3に向けていくつか変更を施したら、それがうまくいった。その流れを予選に持ち込むことができたんだ。
最後に本当に美しいラップを走れた。このコースは高速で、中・高速コーナーが続き、走っていて気分がいい。
レースについては、このトラックでの経験がまだ少ないけれど、前のマシンについていくのは楽ではないと思う。
タイヤのデグラデーションは大きくはないだろう。だから1回ストップか2回ストップになると思うけど、それは明日になれば分かるだろう。ターン1までの距離が長く、幅も広い。(スタートで)全力を尽くすよ。
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