新型『シュコダ・ファビアRSラリー2』初の実戦となったラウジッツでデビューウインを達成
ERCヨーロッパ・ラリー選手権元王者であり、2021年にはWRC世界ラリー選手権のセカンドクラス、WRC2でもチャンピオンに輝いているアンドレアス・ミケルセンが、シュコダ・モータースポーツの開発した最新スペック車両『シュコダ・ファビアRSラリー2』の実戦デビューを担当。11月6日にドイツ・ザクセン地方のグラベルステージを舞台に開催されたワンデイ・イベント『ラウジッツ・ラリー』で、後続を20秒以上突き放してのデビューウインを飾っている。
2022年WRC最終戦ラリージャパンを前に、今季もWRC2のチャンピオンシップを牽引していたミケルセンだが、7月のボヘミアでゼロカーの役割も担っていた新型『シュコダ・ファビアRSラリー2』の開発作業総仕上げとして、ドイツに拠点を置くトクスポーツWRTのオペレートにより「中央ヨーロッパで最も要求の厳しいイベント」と称されるグラベル戦へのエントリーを優先した。
ドイツとポーランドの国境近くにある、現在も稼働中の褐炭採掘現場のサイト内を活用した同ラリーは、スタート前から降り続いた数日間の大雨により大量の水たまりが発生。ステージのグラベル・サーフェースは非常に柔らかくなり、イベント中には深いわだちが掘れるなど、新型モデルの“シェイクダウン”にとって過酷なコンディションとなった。
そのステージ群でERCでも競い合ったトム・クリステンセン(ヒョンデi20 Nラリー2)やフィリップ・マレシュ(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)らと厳しい勝負に直面したミケルセンだが、ノルウェー出身ドライバーは全10SS中6ステージでベストタイムを叩き出し、21.6秒差でこのイベントを制した。
「もちろん、マシンにとって素晴らしいデビューだったよ」と、ラリーを終えたのちに『FIAERC.com.』に明かしたミケルセン。「でも、一晩中雨が降るという非常に難しいコンディションだったし、最初のクルマとしての仕事は簡単ではなかったね(笑)」とリザルト以上の苦心があったことを明かす。
「砂利がところどころ泥になっていて、どこが滑りやすいのかわかりにくかった。ラリー前の目標は非常にシンプルで、新型マシンで勝利し、それがすでに勝てるマシンであることを示したかったんだ」
■「最新モデルではバランスがとくに改善されている」とミケルセン
そのため、ニューモデルでのクラッシュは「明らかに優位なオプションではない」ことを肝に銘じ、リスクを避けるべく「とにかくスマートな方法でのドライブを心掛けた」という。
「僕らはそれをうまく管理できたと思う。最初に良いリードを築き、その後はギャップをコントロールすることに集中できたからね」と続けたミケルセン。
「とにかくここで僕らは素晴らしい1日を過ごせた。シュコダ・ファビアRSラリー2は本当に素晴らしかったよ。実戦のラリーを戦うのは、テストとはいつだって異なるものだ。ラリー中にいくつかの変更を行い、クルマはどんどん良くなった。このクルマの初優勝を達成できたのは明らかに特別なことだね!」
こうして新型モデルのデビュー戦を成功裡に終えたミケルセンだが、先代ラリー2エボとの主な違いについて質問されると「最新モデルではバランスがとくに改善されている」と応じた。
「確かにラリー中は旧型モデルとの大きな違いを感じた」と、長年シュコダ・モータースポーツのドライバーとして実績を残してきたミケルセン。「ラウジッツのステージは非常に高速で、そのセクションでの新車のバランスは旧型よりもはるかに優れている」
「まだ取り組むべきことがいくつかあり、ラリー全体を通してクルマを調整したが、ポテンシャルは素晴らしい。クルマにできることを示せたと思うし、将来さらに何ができるかを楽しみにしている」
ミケルセンの快勝に対し、シュコダ・モータースポーツの責任者を務めるミハル・フラバネクも『シュコダ・ファビアRSラリー2』の仕上がりに満足げな言葉を残した。
「新型モデルの最初のラリーが終わり、見事にアンドレアスとトルスタイン(・エリクセン/コドライバー)が勝った。この勝利は我々のチーム全体にとって真に当然の結果だ。チームのメンバーと、シュコダ・モータースポーツをサポートしてくれるすべての人々に感謝したい」
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