オファー高騰は不可避! 山崎福也を逃した巨人も注目する20勝の怪腕に話題沸騰「日本から強い関心を受けている」
アジアで成功を掴んだフェッディ(右)。日本でも小さくない注目を集めている。(C)Getty Images
各国球界で補強が活発化している。
各メディアでも有力選手たちの動きが報じられ、水面下での探り合いが始まっている。そのなかで、小さくない注目を集めているのが、KBO(韓国プロ野球)リーグのNCダイノスでプレーするエリック・フェッディだ。
【動画】韓国の強打者たちを圧倒! 日本からも熱視線が注がれるフェッディの快投
実績は申し分ない。韓国移籍1年目となった23年シーズンには29先発で20勝6敗、防御率2.06、204奪三振を記録して「投手3冠」を達成。同国では元中日のソン・ドンヨルに続く史上2人目の「1シーズン20勝&200奪三振&自責点1点台」をやってのけ、球史に名を刻んだ。
通算6年で21勝33敗、防御率5.41と鳴かず飛ばずだった。それでも30歳にしてアジアでサクセスを掴んだフェッディは、日米両球界で垂涎の的となっている。
無論、NCダイノスは引き留めに全力を注ぐ意向だ。同球団のイ・ソンナムGMは「交渉は間違いなくする」と明言している。ただ、韓国国内ではサラリーキャップの問題から「日本やアメリカと争奪戦となるとオファーの高騰は避けられない」(韓国メディア『My Daily』)という見方は強まっている。
そうしたなかで、韓国国内において「日本で獲得意思がある」と見られているのが、阿部慎之助新監督の下で再建を図る巨人だ。韓国のスポーツメディア『OSEN』は「メジャーはもちろんながら、いまだに日本からの強い関心を受けている」と指摘している。
アジアで声価を高めた実力派助っ人は頼もしい存在になり得る。23年にBクラスに低迷した巨人にあって、しきりに叫ばれているのが投手陣の強化でもある。実際、今オフは、オリックスからフリーエージェントとなり、日本ハム入りが決まった山崎福也の獲得競争にも参戦。テコ入れを望んでいるのは明らかだ。
チーム防御率がリーグワースト2位(3.40)と精彩を欠き、リーグトップのチーム打率(.252)&本塁打数(164本)を叩き出した強力打線の足を引っ張った感が否めない。阿部新体制で長期的な強化を図るうえでは若手の台頭が待たれるところではある。しかし、実績のある投手を引き抜くのも悪くはない。
韓国球界で異彩を放った怪腕は、日本を新たな拠点とするのか。日米韓での争奪戦が続くフェッディの去就は、まだまだ話題となり続けそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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