”空転”した鎌田大地を伊メディアは酷評「カマダは臆病だった」 9戦ぶりのリーグ先発も最下位に逆転負け
ラツィオで苦しむ鎌田には移籍の噂も浮上している(C)Getty Images
久々のスタメンも、厳しい声を浴びる結果となってしまった。
ラツィオの鎌田大地は現地時間11月25日、セリエAの第13節、敵地でのサレルニターナ戦で先発出場し、試合終了までピッチに立ち続けたものの、チームは1-2で逆転負け。鎌田自身への評価も厳しいものとなった。
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このゲームまで、未勝利で最下位に沈むサレルニターナに対し、ラツィオは序盤から相手ゴールに迫るも得点を奪えず、前半43分に得たPKをチーロ・インモービレが決め、ようやく先制点を挙げる。しかし、後半10分に同点ゴールを奪われると、その後もたびたび攻め込まれる場面も見られ、後半21分に自陣でフリーキックを与えると、サレルニターナはパスをつなぎ最後はアントニオ・カンドレーバがロングシュートでネットを揺らし逆転。
同点を狙うラツィオは最後まで攻め続けるもゴールを決められず、手痛い黒星を喫してしまった。鎌田はこの日、累積警告で出場停止となったルイス・アルベルトに代わる形で中盤のポジションでフル出場したものの、ゴールから遠い位置でのプレーがほとんどだったこともあり、チャンスを生み出すことはできなかった。
9試合ぶりのスタメンに名を連ねた日本人MFには、辛口の評価が下されている。
イタリアサッカーサイト『calciomercato.com』では、この日の鎌田に対し「ルイス・アルベルトのようなプレーが期待されたが、それは的外れだった」と指摘。選手、監督への個々の採点ではチーム内でもっとも低い「4.5」となっている。
また、マウリツィオ・サッリ監督への採点では「5」と評価した上で、「ルイス・アルベルトの不在を痛感。カマダは幽霊だ。彼のラツィオはイマジネーションに欠け、ビルドアップに苦労している」と記し、好機を演出できなかった中盤のポテンシャルの低さに言及している。
他に、『Eurosport』のイタリア版でも、試合のレポートの中で「カマダは臆病だった」と振り返っており、選手個人の採点ではやはり、ラツィオの中で最低の「5」。同メディアは「彼は適切な位置を見つけることができないまま、フィールドの中央を小走りで歩き回った。ルイス・アルベルトがいなければ、彼が明かりを点けるはずだが、彼はそうしなかった」とプレーを分析した。
リーグ戦再開の最初のゲームでスタメンに名を連ね、期待が大きかった鎌田だったが、現地メディアからは辛辣な言葉が並んだ。波に乗り切れない状況が続く中、背番号6は今後、如何にして苦境を打開していくのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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