「今年のベンチは暗かった」 原巨人低迷の「根本的な問題」とは
(C)Getty Images
今季4位と5年ぶりのBクラスに沈んだ巨人で新任の大久保打撃チーフコーチの手腕に期待する声が高まっている。
宮崎で行われた秋季キャンプではナインに2000スイングを徹底させ、秋季練習でも15種類のケース打撃に取り組ませるなど、様々な面で意識改革、チーム力の底上げに励んでいる。
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同コーチに期待されているのはベンチでの雰囲気作りにもあるという。
大久保コーチの公式YouTubeチャンネル「デーブ大久保チャンネル」に出演、今季までヘッドコーチを務め、腹心としてチームを支えた元木作戦兼内野守備コーチは原監督から、来季のチーム作りについて次のように依頼されたという。
「監督に言われたのが今年のベンチはひどかった。俺が思っているジャイアンツじゃなかった」と告げられた上で、V奪回を目指す来季に関しては「お前さん(元木コーチ)とデーブでベンチを盛り上げろ」と指令を受けたというのだ。
実際にベンチ内のムード改善は来季に向けての重大なテーマであったようだ。ソフトバンクから移籍してきたベテランの松田といえば、とにかくベンチ内でもチームを鼓舞する声出しで存在感を発揮することでも知られている。
ベンチの雰囲気作りに励む一方で、こんな声もある。
「そもそもベンチが暗かった要因ですよね。成績が低迷すれば、それは選手たちも声を張り出す雰囲気でもなくなります。また投手陣においては、シーズン途中からマシンガン継投が話題になるなど、原監督の見切りが早くなったことも、ベンチ内のピリピリムードにつながったともいわれています。そういった首脳陣の采配にも影響を受けた可能性はあります」(放送関係者)
ベンチの暗いムードを作ったのには首脳陣にも一因があるという見方だ。
何はともあれ、「戦う集団」となるためには活気は欠かせない。大久保コーチ、元木コーチの「パワー」がナインにどう波及するか、注目のシーズンとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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