沈黙貫く大谷翔平は「ジェームズ・ボンド」 元MLB132勝投手が“ミステリアスな動向”にユニーク表現「本当に分からない」
いまだ明確な情報が一切ない大谷の去就。そのベールに包まれた動きに興味深い指摘がされた。(C)Getty Images
謎に包まれているからこそ、人々は関心を寄せずにはいられない。今オフにエンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平の去就である。
日米両国を中心に連日のようにありとあらゆる情報は飛び交っている。しかし、ネズ・バレロ代理人による厳格な情報統制の成果もあり、大谷本人の希望や考えはほとんど明るみにならず。ニュースになる情報は識者や各媒体の憶測の域を出ない。
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おそらく誰もが「決定的な情報はない」と分かっている。それでも話題は尽きないのだ。この事実こそが、二刀流戦士のスター性と異次元の人気っぷりを物語る。現地時間12月1日には、米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者が、「ショウヘイ・オオタニを巡る争奪戦は天文学的かつ記録破りの契約とともにまもなく終了する可能性がある」と指摘。4日(現地時間)からテネシー州ナッシュビルで実施されるウインターミーティングに向け、熾烈な争奪戦の現状を伝え、SNSなどで話題を呼んだ。
どこかミステリアスな大谷の去就に興味深い持論も展開された。かつてカブスなどでプレーし、MLB通算132勝&87セーブを挙げたライアン・デンプスター氏は、現地時間12月1日にMLB公式ネットワーク局『MLB Network』の討論番組「Intentional Talk」に出演。巷を賑わせる偉才を「ショウヘイは現代のジェームズ・ボンドだと考えているよ」と強調した。
「まず、彼はなんでもできるでしょ? 今もちょっとした隠密活動が行われていて、『俺たちはこっちだ』とボストンにいるかもしれない。レッドソックスは候補から外れたとされているけど、まだ分からない。あるいは僕らがまだ聞いたことのないような場所で彼は仕事(交渉)をしているかもれない。レーニア山(シアトル近郊の山)の頂上で極秘の会合をしている可能性もある」
今も水面下で進み続ける大谷の去就に持論を投じたデンプスター氏は、「話題にもなっていない球団がどこからともなく現れて、ショウヘイを獲得するかもしれない。本当に最後の最後まで分からないよ」とも説いた。
あまりに謎めいた状況からアメリカのスパイ映画に登場する主人公とも比較された大谷。今後の野球界にとっても大きな影響を持つ移籍の行方には、文字通り世界中が熱視線を向けている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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