『ルノー・ルーテシア』に現行最後の限定車“R.S.トロフィー・ファイナルエディション”
ルノーのBセグメントにおける主力ハッチバックでありながら、最先端のモータースポーツ・リソースを持つ技術部門ルノースポールが開発を手がけた最高峰モデル『ルノー・ルーテシアR.S.トロフィー』に、現行4代目最後の限定車となる『ルノー・ルーテシア ルノー・スポール トロフィー・ファイナルエディション』が登場。12月5日から50台限定で発売が開始されている。
すでにフランス本国では次期型5代目がお披露目されているルノー・ルーテシアだが、日本市場に導入される現行『ルノー・ルーテシアR.S.』のラインアップでもっともレーシングライクなトリムを持つ“トロフィー”は、ベースのR.S.からも数々のパフォーマンスアップ策が施されており、1.6リッター直列4気筒直噴ターボは最高出力を200から220PSへ、最大トルクは240から260Nmへと強化されている。
さらに、ルノースポール製モデルでもおなじみのシャシーチューニングであるシャシーカップ、シャシースポールの上に位置付けられるトロフィー仕様の足回りは、カップに対しダンパーの減衰を約40%高め、スプリングレートはそのままにフロントで20mm、リヤで10mmのローダウンを実施。ステアリングギヤ比もクイック化するなど、よりサーキット志向のセッティングとなっている。
ゲトラグ製の6速EDC(エフィシェント・デュアル・クラッチ)はシームレスな変速性能を持ち、ノーマル/スポーツ/レースの3モードを備えるR.S.ドライブとの組み合わせでは、ラリー競技やワンメイクレースの世界で耐久実証実験を経て煮詰められた電光石火のシフトスピードも実現。
メインダンパーのハウジング内部にセカンダリーダンパーを組み込み、バンプストップラバーの機能を持たせたハイドロリックコンプレッションコントロール(HCC)をフロントサスペンションに採用し、加速やコーナリング性能を高める電子制御のR.S.デフも備えるなど、レーシングコンストラクター直系のパフォーマンスが堪能できるモデルに仕上がっている。
その集大成として設定された今回の限定車は、エクステリアでも視覚的にその性能をアピールするべく前後の“ロサンジュ”エンブレムやR.S.エンブレム(前)、RENAULT SPORTエンブレム(後)をブラックアウト。ルーフ上のシャークアンテナも同じくブラックとするなど、より精悍な装いとなっている。
また、このモデルを含むルノースポールのテスト兼開発ドライバーであり、ニュルブルクリンクや鈴鹿でも量販FF車最速タイムを記録するアタッカーを務めた、ロラン・ウルゴン氏のサイン入りシリアルプレートも特別装備されている。
ボディカラーはブラングラシエの単色展開で、限定数は50台。価格は340万2000円となっている。
ルノーコール:0120-676-365
ルノー・ジャポン HP:http://www.renault.jp
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