井上尚弥に挑むバトラーはどんな選手?苦難を乗り越え迎えるキャリアに海外メディアから称賛の声も「彼は優秀なプロフェッショナルだ」
(C)Getty Images
下馬評を覆し4本のベルトを手にすることはできるだろうか。
プロボクシング世界バンタム級4団体王座統一戦の当日を迎えた。WBA、WBC、IBF王者の井上尚弥とWBO王者のポール・バトラーによる一戦への注目度は高まり続けている中で、自国リングで迎え撃つ「モンスター」の圧倒的な勝ちっぷりを期待する声が止まない。
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だがその一方で、海外メディアでは、バトラーのサクセスストーリーや、敵地で行う決戦への意気込みを紹介するトピックも配信されている。
ブラジルニュースサイト『Portal G7』では12月12日、統一戦まで辿り着いたバトラーのこれまでの足跡を特集記事で伝えており、試合への期待の言葉も並べている。
同メディアではバトラーを「静かで尊敬されるベテラン」と称しており、過去のタイトル戦で喫した黒星を「どんなファイターでも現実的な夢と希望を絶たれてしまうような敗北だった」と表現している他、その後も「リングの外でもマネジメント会社やプロモーション会社との間で紛争や問題を起こした」として、様々な苦難が続いたキャリアを振り返った。
その上で「しかしバトラーは信じることをやめなかった。彼は勝ち続け、ランキングに残り続け、出場し続けた。彼はとても優秀なプロフェッショナルだ」と評している。加えて「この試合での勝利は英国ボクシング史上、最大級、いやそれ以上の衝撃となるだろう。バトラーには恐怖心がなく、それが両者にとって危険なのだ」と見込みを述べた。
また、米放送局『CBS Sports』では、バトラーのコメントとして「ドネアとの最初の試合では、彼が捕まる瞬間があった。彼はロボットではない」と井上の印象を語ったことを伝えており、さらに「いい試合をしたいし、4本のベルトを全部持っている2人による、トップファイトになるはずだ。すべてのベルトを持ってイングランドに帰れることを願っている」として、4団体王座統一への決意も滲ませている。
同メディアが「イノウエに勝つにはアクシデントと運が必要」と実力差を指摘していることからも、バトラー不利の見方は間違いではないだろう。だが、華やかなキャリアばかりではなかった英国人王者の内に秘める闘志は、不敵さと大仕事を成し遂げる可能性も少なからず感じさせている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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