原巨人 右翼に丸コンバートの「副作用」 チーム構想への「不安材料」とは
(C)Getty Images
V奪回を目指す巨人でし烈な外野手争いが注目されている。
先に現役ドラフトで楽天からオコエ瑠偉外野手(25)が加入。高い身体能力を残るオコエには、増田陸、ドラフト2位の萩尾、獲得調査を進めている強打の外野手、ルイス・ブリンソン(28=前ジャイアンツ)との正中堅手争いの輪に加わることが期待されている。
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一方、左翼には外国人選手で唯一残留となったウォーカー、広島から移籍した長野、秋広、またこちらも新加入となったベテランの松田も定位置奪取に意欲を示している。
そして注目は右翼だ。これまで「不動のセンター」を務めてきた丸を右翼にコンバートするプランを原監督がオフに披露。丸コンバートの意図に関して、指揮官は丸の身体的な負担を減らす意味でも選択したと語っている。
元気印の丸にしても来季は34歳シーズンを迎える。身体的な負担を減らした上で、さらなる高いパフォーマンスを求めている。
一方で、今回の丸コンバートに関しては一抹の不安もささやかれている。
「今季は両翼に守備の不安のあるポランコ、ウォーカーを配置したことで丸の守備能力の高さで補ってきた部分は大きい。一方で新センターが誰になるかも含めて、丸ほどの守備力を発揮できるかは疑問符。使いながら育てていくしかない」(球界関係者)
ゴールデン・グラブの常連でもあった丸の高い守備力が右翼に回ることでの「副作用」も心配されているのだ。
丸の今季はチーム唯一となる全143試合に出場。27本塁打、65打点、打率・272の成績を残した。高い成績を残しながら本人の実感としては「パッとしないなというのが正直な感想」と、「優勝請負人」として広島から巨人にFA移籍してきただけに、2年連続V逸となっている現状に悔しさも覚えているという。
右翼コンバートプランに関しては「僕が右翼に動くことでチームがもっと良く回ってくれればいいなと思います」と理解を示した。
負けたチームが様々な試みを行うのは当然のこと。今季4位と5年ぶりのBクラスからどのように這い上がっていくのか。今後も様々な「チーム構想」が話題を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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