町田移籍に消極的なワケ。ナ・サンホ関係者「FC東京で…」欧州勢と交渉も
日本代表GKシュミット・ダニエル(シント=トロイデンVV)やDF室屋成(ハノーファー)などが獲得候補として一部で報じられているFC町田ゼルビア。かつてFC東京でプレーしていた韓国代表MFナ・サンホを獲得する可能性も取りざたされているが、選手サイドはJリーグ再挑戦に消極的だという。
現在27歳のナ・サンホは、2019年1月に光州FCからFC東京へ完全移籍。来日1年目の2019シーズンはJ1リーグ25試合の出場で2ゴールをあげたが、2020シーズンはリーグ戦で出番なし。Jリーグの舞台で結果を残せなかったが、2021年にFC東京から韓国1部FCソウルへ完全移籍した後から本領発揮。2023シーズンはリーグ戦とプレーオフ全試合出場で12ゴール4アシストと、FCソウルの中心選手として活躍した。
韓国紙『京郷新聞』によると、ナ・サンホとFCソウルの契約期間は来年1月までであるとのこと。同選手の関係者は「獲得に興味を示しているクラブの中で、町田が最も意欲を見せているが、14日時点で確定事項はない。町田を除くと、3、4クラブと交渉しており、この中には規模が小さい欧州クラブも含まれている。Jリーグ(FC東京)で失敗して韓国に戻ってきたため、様々な可能性を考慮している」と語ったという。
また同紙は、ナ・サンホが欧州挑戦を望んでいることを伝えた上で、その理由について「彼は今年7月までに2桁ゴールをマークするなど、好調だった。しかし9月以降は韓国代表に招集されていない。欧州組を好むユルゲン・クリンスマン監督から一目置かれるためには、ヨーロッパ舞台で実力を証明するための時間を持つ必要がある」と綴っている。
欧州移籍の可能性については、今年1月にギリシャ1部パナシナイコスからの関心、くわえて当時ギリシャ1部オリンピアコスに在籍していたFWファン・ウィジョ(現ノリッジ・シティ)にナ・サンホ本人が相談した可能性を、韓国やギリシャ国内のメディアが報じていた。
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