【鳥栖vs大分プレビュー】通算対戦成績はアウェイチームがリード…九州対決に勝つのは鳥栖か、大分か
サッカーキング2020年12月19日(土)4時41分
[写真]=小林渓太、J.LEAGUE
■サガン鳥栖 ホームサポーターに最高のエンディングを見せられるか
【プラス材料】
前節のセレッソ大阪戦は試合終了直前に決勝点を奪い、遥か上を行く相手から見事な勝利を挙げた。その一番の要因は、実績を持つFWが仕事をこなしたことによる。FWチアゴ・アウベスとFWレンゾ・ロペスは途中出場だったが、きっちり仕事をこなした。最終節には揃ってピッチに立つことができそうだ。
最終節の相手は同じ九州の大分トリニータ。J1唯一の“九州ダービー”となり、盛り上がりは必至だ。チケットも完売との情報があり、勝利できれば12位まで順位を上げる可能性もある。順位こそ離れているものの、得失点ともに大差ないチーム同士の対戦だけに、ホームでの大声援が後押しになって開始早々から積極的に攻め込みそうな勢いだ。嫌なことが多かったシーズンだが、すべてを払拭してくれそうな予感がする。
【マイナス材料】
5試合ぶりに勝利した。第29節で最下位のベガルタ仙台に敗れ(0●1)、その後は3試合続けてドロー。相手はガンバ大阪や川崎フロンターレなど上位チームも含まれていたものの、勝ってもおかしくない試合運びを見せていた。ベテランと若手を融合させた金明輝監督の手腕によるところが大きいが、勝ちきれないところが今季のサガン鳥栖らしかった。
GK朴一圭が加入して守備陣が安定した感はあるが、攻撃陣に比べると心もとないのも事実。ケガやコンディション不良により本職ではない選手がポジションに入ったことも影響しているが、最終節も同様の状況である。ホームの大声援を糧に、なんとか乗りきってほしい。無用な失点さえなければ、最終節で大きな一勝をサポーターに届けることができるはず。嫌なことはすべて払拭してほしい。
文:totoONE編集部
■大分トリニータ 過密日程で迎えるラストゲーム。集中力が勝敗のカギを握る
【プラス材料】
前節の湘南ベルマーレ戦は、押し込まれる時間が長かった前半を1-1で終えたのが大きかった。セットプレーで同点に追いつき、後半は立ち位置を変えながらスペースを埋め、相手のズレが生まれるように細かく調整。自分たちで後半に流れを持ち込み、最終節を前に6試合ぶりの勝利を手にできたのは収穫だ。
頭部打撲により第32節の北海道コンサドーレ札幌戦をベンチ外となったDF鈴木義宜が復帰。166試合連続フル出場の記録は途絶えたが、記録にとらわれることなくプレーできるのはプラス材料。また、DF刀根亮輔が最終ラインの右に入り、DF岩田智輝がひとつ前のポジションでプレーするオプションを試すことができた。前の試合から先発メンバーを6名入れ替えても、質の高い試合をこなせている。
【マイナス材料】
中2日、中2日、中3日、中2日で行われた5連戦の最終試合。メンバーを入れ替えながらコンディションの良い選手を先発起用してきたが疲労の色は濃い。来季に向けてケガのリスクを避けたい選手もいるだろうし、試合に向けてメンタルとコンディションが整った選手の見極めが重要となる。
来季に向けた戦力調整の時期となり、選手が試合に集中できない状況にある。上位争いもなく、降格もない。今季の最終戦となるが、試合に対するモチベーションを下げずに、目の前の試合に集中させられるか。監督やスタッフの雰囲気作りが必要となる。片野坂知宏監督の続投が決まり、4選手の退団が発表された影響が気がかり。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
前節のセレッソ大阪戦は試合終了直前に決勝点を奪い、遥か上を行く相手から見事な勝利を挙げた。その一番の要因は、実績を持つFWが仕事をこなしたことによる。FWチアゴ・アウベスとFWレンゾ・ロペスは途中出場だったが、きっちり仕事をこなした。最終節には揃ってピッチに立つことができそうだ。
最終節の相手は同じ九州の大分トリニータ。J1唯一の“九州ダービー”となり、盛り上がりは必至だ。チケットも完売との情報があり、勝利できれば12位まで順位を上げる可能性もある。順位こそ離れているものの、得失点ともに大差ないチーム同士の対戦だけに、ホームでの大声援が後押しになって開始早々から積極的に攻め込みそうな勢いだ。嫌なことが多かったシーズンだが、すべてを払拭してくれそうな予感がする。
【マイナス材料】
5試合ぶりに勝利した。第29節で最下位のベガルタ仙台に敗れ(0●1)、その後は3試合続けてドロー。相手はガンバ大阪や川崎フロンターレなど上位チームも含まれていたものの、勝ってもおかしくない試合運びを見せていた。ベテランと若手を融合させた金明輝監督の手腕によるところが大きいが、勝ちきれないところが今季のサガン鳥栖らしかった。
GK朴一圭が加入して守備陣が安定した感はあるが、攻撃陣に比べると心もとないのも事実。ケガやコンディション不良により本職ではない選手がポジションに入ったことも影響しているが、最終節も同様の状況である。ホームの大声援を糧に、なんとか乗りきってほしい。無用な失点さえなければ、最終節で大きな一勝をサポーターに届けることができるはず。嫌なことはすべて払拭してほしい。
文:totoONE編集部
■大分トリニータ 過密日程で迎えるラストゲーム。集中力が勝敗のカギを握る
【プラス材料】
前節の湘南ベルマーレ戦は、押し込まれる時間が長かった前半を1-1で終えたのが大きかった。セットプレーで同点に追いつき、後半は立ち位置を変えながらスペースを埋め、相手のズレが生まれるように細かく調整。自分たちで後半に流れを持ち込み、最終節を前に6試合ぶりの勝利を手にできたのは収穫だ。
頭部打撲により第32節の北海道コンサドーレ札幌戦をベンチ外となったDF鈴木義宜が復帰。166試合連続フル出場の記録は途絶えたが、記録にとらわれることなくプレーできるのはプラス材料。また、DF刀根亮輔が最終ラインの右に入り、DF岩田智輝がひとつ前のポジションでプレーするオプションを試すことができた。前の試合から先発メンバーを6名入れ替えても、質の高い試合をこなせている。
【マイナス材料】
中2日、中2日、中3日、中2日で行われた5連戦の最終試合。メンバーを入れ替えながらコンディションの良い選手を先発起用してきたが疲労の色は濃い。来季に向けてケガのリスクを避けたい選手もいるだろうし、試合に向けてメンタルとコンディションが整った選手の見極めが重要となる。
来季に向けた戦力調整の時期となり、選手が試合に集中できない状況にある。上位争いもなく、降格もない。今季の最終戦となるが、試合に対するモチベーションを下げずに、目の前の試合に集中させられるか。監督やスタッフの雰囲気作りが必要となる。片野坂知宏監督の続投が決まり、4選手の退団が発表された影響が気がかり。
文:totoONE編集部
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