S広島Rの9番復活へ…3戦連発のFW上野真実「勝つための得点を求めていきたい」
サッカーキング2023年12月22日(金)17時40分
試合は敗れたものの自身は3試合連続ゴールを決めた上野(右) [写真]=WE LEAGUE
サンフレッチェ広島レジーナは20日、2023-24WEリーグ第1節(延期分)で三菱重工浦和レッズレディースをホームに迎え、1-2で敗れた。チームは今季3敗目を喫したものの、FW上野真実が3試合連続ゴールを決めて好調ぶりを見せている。
S広島Rは前半から攻守にアグレッシブに戦い、昨季リーグ女王を相手に善戦。しかし、35分に自陣ゴール前でボールをクリアしきれず、その隙を突いた浦和にうまくつながれてFW菅澤優衣香の先制点を許す。だが、S広島Rもその5分後、左サイドからDF島袋奈美恵がゴール前にクロスを入れると、ニアポストの上野が頭で合わせてすぐさま同点に追いついた。
3試合連続ゴールを決めた背番号9は、「いつも練習しているクロスの形だったし、奈美恵の特徴でもある鋭いボールがくるのはわかっていた。あとは相手の動きを見ることを意識しました」と得点シーンを振り返った。
9番の復活が見えてきた。上野はWEリーグ1年目にチーム最多の11ゴールを記録。特にシーズン終盤は7試合9ゴールとエースとして覚醒し、チームの快進撃を支えた。しかし、昨季はリーグ戦19試合出場で2ゴールと苦しんでいた。そんな悔しい時期を経て、今季はリーグ戦5試合ですでに3ゴールを記録。どれもストライカーらしい思い切りのいいシュートで、1年目に爆発的な得点力を見せた9番の復活を思わせる連続得点だ。
「ボールを受けたらまずはゴールを見ているし、ゴールの意識は高くなった」と改めて点取り屋の顔を見せつつ、「結果として得点できているけど、まだまだ足りないことだらけなので、続けていけていかないといけない」とさらなる活躍を誓う。
S広島Rは後半から攻勢を強めた浦和の勢いに押されて防戦が続いた。GK木稲瑠那の好セーブ連発などで再三のピンチをしのいだが、58分に失点。相手のハンドをアピールして一瞬プレスが緩み、そこをMF猶本光に正確なシュートを沈められた。勝ち越しを許したS広島Rは3バックに変えて守備を整えつつ反撃を狙ったが、最後まで攻撃は実らず、1-2で競り負けた。
上野は、「前半の内に追いつけたのは良かったけど、後半に相手がギアを上げてきて、そこで自分たちが引く回数も多くなった。点を取りに行くために前からガンガンいかないといけなかったし、終盤になってゴール前まで行くことができていたので、そこのエンジンのかかりをもっと早くしていかないといけない」と指摘した。
苦しい時間帯でいかに自分たちの流れにひっくり返すか。上野は、「自分たちの強みはいい守備からいい攻撃につなげるところ。まずは守備で前からプレッシャーに行ったり、誰かが守備のスイッチを入れたりしないといけない」と話し、「2度追い3度追いをすることで後ろもついてきてくれると思うので、一番前にいる自分たちがスイッチを入れないといけない」と自身のプレーでチームを引っ張っていく。
S広島Rはリーグ戦5試合を終えて1勝1分け3敗と苦しいスタートとなった。ここから巻き返しに向けて、上野が狙うのは勝利に導くゴール。それこそが9番の真骨頂だ。「もっと得点のチャンスを作っていかないといけないし、何よりまずは勝つための得点を求めていきたい」と貪欲にゴールを狙い続ける。
取材・文=湊昂大
S広島Rは前半から攻守にアグレッシブに戦い、昨季リーグ女王を相手に善戦。しかし、35分に自陣ゴール前でボールをクリアしきれず、その隙を突いた浦和にうまくつながれてFW菅澤優衣香の先制点を許す。だが、S広島Rもその5分後、左サイドからDF島袋奈美恵がゴール前にクロスを入れると、ニアポストの上野が頭で合わせてすぐさま同点に追いついた。
3試合連続ゴールを決めた背番号9は、「いつも練習しているクロスの形だったし、奈美恵の特徴でもある鋭いボールがくるのはわかっていた。あとは相手の動きを見ることを意識しました」と得点シーンを振り返った。
9番の復活が見えてきた。上野はWEリーグ1年目にチーム最多の11ゴールを記録。特にシーズン終盤は7試合9ゴールとエースとして覚醒し、チームの快進撃を支えた。しかし、昨季はリーグ戦19試合出場で2ゴールと苦しんでいた。そんな悔しい時期を経て、今季はリーグ戦5試合ですでに3ゴールを記録。どれもストライカーらしい思い切りのいいシュートで、1年目に爆発的な得点力を見せた9番の復活を思わせる連続得点だ。
「ボールを受けたらまずはゴールを見ているし、ゴールの意識は高くなった」と改めて点取り屋の顔を見せつつ、「結果として得点できているけど、まだまだ足りないことだらけなので、続けていけていかないといけない」とさらなる活躍を誓う。
S広島Rは後半から攻勢を強めた浦和の勢いに押されて防戦が続いた。GK木稲瑠那の好セーブ連発などで再三のピンチをしのいだが、58分に失点。相手のハンドをアピールして一瞬プレスが緩み、そこをMF猶本光に正確なシュートを沈められた。勝ち越しを許したS広島Rは3バックに変えて守備を整えつつ反撃を狙ったが、最後まで攻撃は実らず、1-2で競り負けた。
上野は、「前半の内に追いつけたのは良かったけど、後半に相手がギアを上げてきて、そこで自分たちが引く回数も多くなった。点を取りに行くために前からガンガンいかないといけなかったし、終盤になってゴール前まで行くことができていたので、そこのエンジンのかかりをもっと早くしていかないといけない」と指摘した。
苦しい時間帯でいかに自分たちの流れにひっくり返すか。上野は、「自分たちの強みはいい守備からいい攻撃につなげるところ。まずは守備で前からプレッシャーに行ったり、誰かが守備のスイッチを入れたりしないといけない」と話し、「2度追い3度追いをすることで後ろもついてきてくれると思うので、一番前にいる自分たちがスイッチを入れないといけない」と自身のプレーでチームを引っ張っていく。
S広島Rはリーグ戦5試合を終えて1勝1分け3敗と苦しいスタートとなった。ここから巻き返しに向けて、上野が狙うのは勝利に導くゴール。それこそが9番の真骨頂だ。「もっと得点のチャンスを作っていかないといけないし、何よりまずは勝つための得点を求めていきたい」と貪欲にゴールを狙い続ける。
取材・文=湊昂大
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