「思っていた中の1ぐらいしか働かなかった」巨人・原監督が「戦犯」に名指しした「選手の名前」【2022回顧録】
(C)Getty Images
2022年にスポーツ界で起こった印象的な出来事を『CoCoKARAnext』のヒット記事で振り返るこの企画。今回は5年ぶりにBクラスに沈んだ巨人のトピックを取り上げる。シーズン終了後、低迷の理由を振り返った原監督は、ショッキングな言葉を並べた。記事初掲載:2022年11月13日
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今季4位と5年ぶりのBクラスに沈んだ巨人ではいくつもの「誤算」が重なったシーズンだったともいえる。
その一つは外国人投手陣についても同様だ。この点について原監督はこう言及している。
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大の巨人党で知られるキャスターの徳光和夫氏のYouTubebチャンネル「徳光和夫の人生ジャイアンツ 日テレジータス公式」で11日までに更新された動画内で原監督は徳光氏から今季低迷した投手陣について尋ねられると、「外国人(投手)に関しては思っていた中の1ぐらいしか働かなかった」と嘆く場面も。
続けて「ビエイラ、デラロサも出遅れた。投げ込みが不足だった」と昨季に「絶対守護神」としてチームを支えたビエイラ、またセットアッパーとしてチームを支えてきたデラロサが見込み違いだったと続けた。
昨年は32試合連続無失点記録を樹立、8月13日の中日戦ではNPB史上最速となる166キロを計測し、クローザーとして活躍したビエイラも今年は9試合に登板して0勝2敗、防御率9・82と期待を裏切った。
さらに近年はセットアッパーとして貢献していたデラロサも今季は2度の登録抹消を経験するなど浮き沈みの激しいシーズンとなった。
この2人に加え、今季は左腕の中川もコンディション不良で一軍登板はなし。昨季の「勝利の方程式」が3人そろって、チームにいなかったこともブルペンの苦しさを招いたとされる。
また新加入となったシューメーカーに対しても指揮官は「スピリッツは良いものがあるけど、全体の排気量はやや小さかった」という表現で、パフォーマンスとしては及第点を与えられなかったとした。18試合に登板し、4勝8敗に終わった右腕も見込み違いだったようだ。
一方、巻返しを図る明るい材料としては若手投手陣を挙げた。山崎伊、赤星、侍ジャパンの強化試合でも躍動した左腕の井上、平内、守護神の大勢など今後が楽しみな投手陣は増えてきた。この点について原監督は「スタートを切ったぐらい。山登りしているなら、1合目」としながら、「これから彼らが3、4合目、どの程度上がっていくのか楽しみ」と話す。
現在宮崎で行われている秋季キャンプでは、V奪回を目指すシーズンに向け、様々な方面で地固めを進めている巨人。今季の屈辱を糧とできるか。各選手の巻き返しに期待したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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