リカルド、アルファタウリF1のガスリーを称賛「失意から復活した強さに脱帽」
ダニエル・リカルドは、セバスチャン・ベッテルやマックス・フェルスタッペンといった優秀なドライバーたちのチームメイトを務めた経験を持っており、彼のライバルたちへの評価には耳を傾ける価値があるといえるだろう。そのリカルドは、最近、ジョージ・ラッセルとピエール・ガスリーの実力を称賛した。
ラッセルは2019年のオーストラリアGPでウイリアムズからF1デビューを飾って以来、速さは認められているものの、マシンのパフォーマンスが乏しいために、なかなか入賞に届かなかった。しかし2020年サクヒールGPでメルセデスのルイス・ハミルトンの代役を務めた際に、F1キャリア初のポイントを獲得した。
急遽乗り込んだメルセデスのマシンで、ラッセルは金曜日のフリー走行では最速タイムを出し、予選ではバルテリ・ボッタスのポールポジションタイムに0.026秒差まで迫った。決勝ではスタートですぐにトップに立ち、レースをリード、メルセデスのピットストップ時の混乱と終盤のタイヤのパンクがなければ、優勝した可能性が高かったと考えられる。
ラッセルは結局9位にとどまったが、彼のパフォーマンスは称賛の的となった。リカルドは、ラッセルが訪れたチャンスをしっかり生かしたことに感心したと語っている。
「ポールポジションを獲らなくても、ジョージに才能があることは誰もが知っている。それでもポールまであと一歩のところまでいった」とリカルドはポッドキャスト『In The Fast Lane』で語った。
「それよりさらに印象的だったのは、素晴らしいスタートを決めて、首位に立ち、レースの大半をコントロールしたことだ。評判を上げたのは、その部分だ」
リカルドは、ラッセルのパフォーマンスがメルセデスW11がどれだけ優れたマシンかを示したのは確かだが、同時にラッセルは自分のポテンシャルも証明したと語った。
「確かに彼は、マシンの素晴らしさを証明した。(でも)自分が本物であることも確実に示したんだ。彼はまだ若いが、自分の実力を証明してみせた」
「ドライバーの実力は、上位のマシンに乗るまでは、把握するのが難しい。十分な速さがあるかどうかだけでなく、先頭で走ることのプレッシャーに耐えられるかどうかという問題は判断しづらいんだ」
リカルドは、2020年イタリアGPで初優勝を挙げたピエール・ガスリーも褒め称えた。ガスリーは2019年前半をレッドブル・ホンダで走った後、トロロッソ(現アルファタウリ)に戻されたが、試練に打ち勝ち、才能を開花させていった。
「ガスリーとラッセルのどちらをより高く評価するのか、決めるのは難しい。ふたりとも本当に強力なシーズンを送ったと思うからね」とリカルドは語った。
「ガスリーは(イタリアGPの)クレイジーなレースで優勝した。それだけでなく、予選で4番手を獲得するなど、上位争いをしてきた」
リカルドは、ガスリーがレッドブルから降格された後に見事に立ち直ったことに感銘を受けたという。
「あれはある意味では、レッドブルのシステムから追い出されたようなものだった」とリカルドは、降格について語った。
「彼は、レッドブルグループに残ってはいても、追い出されたように感じただろう。そこから精神的に立ち直っていく必要があった」
「メディアをはじめあらゆる人々から、お前の実力は不十分だと言われるのは辛いことだ。だから、今年これほどの強さを発揮した彼には脱帽する」
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