Moto2:長島哲太、2021年は「レース参戦をしない事になりました」と発表。開幕戦で初優勝を収めるもシート失う

AUTOSPORT web2020年12月31日(木)18時29分

 12月31日、2020年にロードレース世界選手権のMoto2クラスに参戦し初優勝を飾った長島哲太は、自身のSNSで2021年はレース参戦をしないことを発表した。


 代役で出場した2013年MotoGP第17戦日本GPのMoto2クラスでロードレース世界選手権デビューを果たした長島。翌2014年に本格的にMoto2クラスでの参戦を開始するが、シーズンの途中に怪我を負ったことにより残りのレースは欠場を余儀なくされ、2015年は同シリーズを離れCEV Moto2ヨーロッパ選手権へと戦いの舞台を移す。


 CEVでは2016年にアジョ・モータースポーツ・アカデミーに加わると優勝や表彰台を多数経験しランキング2位でシーズンを終える。また、ロードレース世界選手権のMoto2クラスにも2度出場して、日本GPで初ポイントを獲得した。


 2017年には、ロードレース世界選手権のMoto2クラスに復帰しTeluru SAG Teamからエントリー。2018年はイデミツ・ホンダ・チーム・アジア、2019年はONEXOX TKKR SAG Teamから参戦し、2020年はRed Bull KTM Ajoで戦うこととなった。

2020年MotoGP第1戦カタールGP Moto2クラス: 長島哲太(Red Bull KTM Ajo)
2020年MotoGP第1戦カタールGP で初優勝した長島哲太(Red Bull KTM Ajo)


 今季は3月の開幕戦カタールGPでキャリア初優勝を飾る。その後はシーズンが中断されたが、7月に再開された第2戦スペインGPでも2位表彰台を獲得してファンを大いに盛り上げた。

2020MotoGP第2戦スペインGP Moto2クラス:長島哲太(Red Bull KTM Ajo)
2020MotoGP第2戦スペインGP Moto2クラス:長島哲太(Red Bull KTM Ajo)


 以降は第6戦スティリアGPの4位、第11戦アラゴンGPの9位がシングルフィニッシュとなったが、その他のラウンドでは成績を伸ばせずにRed Bull KTM Ajoのシートを失うこととなってしまった。


 長島は2020年シーズン終了後の11月23日に「来季については何も決まっていませんが決まり次第報告します」とSNSで報告していたが、12月31日に「2021年に関しては、レース参戦をしない事になりました。3歳からレースを始めて夢であった世界選手権に参戦する事ができ、優勝やポール、表彰台を経験する事が出来たのは本当に皆様の応援のおかげです。さらに強く、速く、上手くなって戻って来れるように全力で2021も頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします」と発表した。


 新型コロナウイルスの影響を受けた2020年に、レースでファンを沸き立たせた長島。彼がレースへ復帰して再びファンを魅了することを願うばかりだ。


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